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  • 2023.07.16

【アメ食 vol.6】フットボーラー必見!夏バテに効果的な対策とは?<おすすめメニューあり>

こんにちは!1st down編集部です。

日々ハードなトレーニングや練習をするフットボーラーとして活躍するために欠かせないのは、動けるかつ怪我をしづらい体づくり。

そんな日々アメフトに取り組むフットボーラーの食事をサポートする、新連載企画『アメ食』。vol.6では、暑い夏を乗り越えるために必要な夏バテの原因と対策を解説します!食欲が落ちがちな夏だからこそ食べてほしい簡単高栄養メニューもご紹介しますよ〜!

それではいってみましょう!

▼目次

    ※監修:廣井 英子(管理栄養士・健康運動指導士)

    ■ そもそも「夏バテ」の原因とは?


    夏バテとは、暑い夏に疲れやすくなる症状のことです。この症状を軽減するためには、適切な水分摂取、栄養補給の工夫、適度な休息をとることが大切です。まずはなぜ夏バテが起きてしまうのか、原因から見ていきましょう!

    暑さによるエネルギー消費の増加

    夏の暑さによって体温が上昇し、体内のエネルギー消費も増加します。暑さによって新陳代謝が活発になることで、体が余分なエネルギーを消費してしまいます。そのため、「夏バテ」と呼ばれる疲労感やだるさが生じるのです。暑い日には体力を消耗しがちなので、十分な休息や栄養補給が重要です。

    ②水分不足による脱水症状

    夏場は汗をかく量が増えるため、水分摂取が特に大切です。しかし、多忙な日常生活や暑さによる食欲不振などの影響で、水分摂取量が不足しがち。その水分不足によって脱水症状が起こり、体のバランスが崩れます。脱水症状には頭痛やめまい、集中力の低下などの症状が現れることがありますので、いつも以上にこまめな水分補給を心がけることが非常に大切です!

    ③栄養バランスの乱れ

    夏は食欲が低下し、食生活が乱れがちです。特に暑い季節には冷たい飲食物やスイーツなどを摂取することが多くなりますよね。そのため、改めてバランスのよい食事を適切な回数摂取することが重要です。栄養バランスが乱れると、夏の暑さへの適応力が低下し、夏バテにつながる可能性があります。食事には野菜や果物、たんぱく質など、バランスのとれた食材を取り入れるようにしていきましょう!

    【アメ食 vol.1】アメフト選手に必要な栄養とは?<おすすめメニューあり>

    ■ 夏バテ対策のポイントは?


    これから夏合宿や秋シーズンなど厳しい暑さを乗りきるためにも、フットボーラーの皆さんにおすすめの夏バテ対策をご紹介します!

    まずは食事!絶対に必要な栄養素ですが、炭水化物やたんぱく質、ビタミン、ミネラルなどが挙げられます。これらの栄養素は、適切な量を摂取することでエネルギー補給や体調維持に役立ちます。

    また、当たり前のことになりますが、適切な水分補給・塩分補給が非常に重要です。運動中だけでなく、運動前後にこまめに水分を摂りましょう。特に練習前に体内に水分が少ない状態で激しい練習に臨んでしまうと、練習中での水分補給では補完できない可能性があるため、塩分を含んだスポーツドリンクや必要な栄養素が配合されたドリンクを適量摂取することが大切です。また、栄養面だけでなく適度な休息や涼しい場所での活動、日焼け止めや帽子(直射日光を受けないだけでも体感温度は上手くコントロールできるんです…!)の利用なども大切です。

    ヘルメットやショルダーパッドなど、装着する防具が多いアメフトだからこそ体内温度は高くなりやすく、汗などで水分が非常に速い速度で抜けていきます。日々の栄養管理を怠らず、ベストパフォーマンスを出せるように取り組んでいきましょうね。

    ★トレーニング前後の水分補給のポイント
    前述の通り、フットボーラーの皆さんにとってトレーニングや練習前後の水分補給は非常に重要です。熱中症やパフォーマンス低下を防ぐために、適切な水分補給を行いましょう。ただし、飲みすぎに注意です。トレーニング中にお腹が一杯だと不快感を覚えることがあるため、余裕を持った適量を摂るようにしましょう。

    ■ 改めて知っておきたい熱中症のリスク


    熱中症は、アスリートにとって大きなリスクです。特に、長時間激しい運動を行うアメフトでは、高温多湿な環境下で体力を消耗することが多く、熱中症になる可能性が高まります。身体的な特徴としては、体重の増加や体脂肪率の低下、発汗能力の低下などが挙げられます。

    熱中症の症状は、体温上昇、めまい、頭痛、ふらつき、吐き気、嘔吐、倦怠感、意識障害、けいれんなど多岐にわたります。これらの症状や体に何かしらの違和感が現れた場合は、チームのトレーナーやコーチへの報告など、早急かつ適切な対処をする必要があります。

    アスリートが熱中症になる原因は、熱産生と熱放散のバランスの崩れや水分不足、塩分の不均衡、熱中症への耐性の低下などが挙げられます。特に、トレーニングや試合中に適切な水分補給や塩分補給が行われない場合や、身体の冷却機構が働かない状態での運動が続く場合には、熱中症のリスクが高まります。

    まずはバランスの取れた食事や適切な水分補給が対策の一番の近道。熱中症は誰でも発症してしまう可能性があるからこそ、しっかりと体調管理を行い、日々自身の体調と向き合いながらアメフトに取り組んでいきましょう!

    ■ おすすめメニュー:夏を乗りきるキーマカレーうどん


    今回は、夏バテを吹き飛ばすような高栄養かつ簡単に作ることのできるメニューをご紹介します!ぜひ一度作ってみてくださいね!

    ポイントはひよこ豆!見慣れないものかもしれませんが、やわらくそのままで使えるパック、缶詰めで販売されています。

    ★ひよこ豆のオススメポイント!
    ・サラダにかけても、カレーにのせても、たんぱく質が簡単にプラスできる
    ・カルシウムが豊富 →骨折予防
    ・食物繊維が豊富 →便秘、高血圧、糖尿病予防
    ・今回、のど越しの良いうどんにひよこ豆をプラスした理由があります。
    どうしても、スポーツ選手は早食いになってしまうため、良く噛んで食べることで食べ過ぎ予防、消化不良を防ぎます

    <材料(1人前)>

    合いびき肉

    (牛・豚)

    200g
    玉ねぎ 1/2個
    プチトマト 5個
    ピーマン 2個
    ひよこ豆 小1パック
    小スプーン1
    しょうがチューブ 3センチ
    にんにくチューブ 3センチ
    カレー粉 大スプーン2~5
    片栗粉 小スプーン2
    めんつゆ(濃縮タイプ) 50ml(大スプーン5杯)
    100ml(めんつゆの2倍)

    <作り方>

    ①フライパンに油小1をいれて合いびき肉、カレー粉、スパイス(お好みで)にんにく、しょうがを炒める。次に玉ねぎ(出来ればみじん切り)を入れて炒める
    ②さらにピーマン、プチトマト、ひよこ豆、片栗粉を入れて混ぜる
    ③めんつゆと水を入れて温まったら出来上がり
    ④冷たいうどんにかけて召し上がってみて下さい。
    ※そうめん、ごはん、パン、スパゲッティにのせても美味しいです。
    ※スパイス(お好みで)カルダモン、クミン、オールスパイス各少々入れるとより本格的な香りを楽しめます。 全てスーパーマーケットで購入可能
    ※大スプーンとはカレーを食べるスプーンのこと。小スプーンとはコーヒーを混ぜる時のスプーンのこと。

    <栄養成分表>

    ■エネルギー:1050㎉
    ■たんぱく質:46.8g
    ■塩分:5.3g
    ■カルシュウム:257mg (スポーツ選手が必要とされるカルシュウム800~1000mg)
    ※牛乳200ml→カルシュウム227mg


    いかがでしたでしょうか。まずは食事から夏の暑さに打ち勝ち、秋に向けて準備をしていきましょう!!!

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