• コラム
  • 2022.08.07

【大学アメフト】1年間のスケジュールをまとめてみた

こんにちは!1st down編集部の神田です。

「大学アメフトって1年間どんなスケジュールで動くの…?」
「試合はいつ行われるの…?」

そんな疑問を解決するために、今回は大学アメフトの年間スケジュールを徹底解説!
春季オープン戦/秋季リーグ戦/入替戦・甲子園ボウルの3つに分けてご紹介します。

これを見れば、大学アメフトのスケジュールが分かるはず…!

▼目次

    ■ 大学アメフトは2シーズン制


    大学アメフトは大きく分けて【春季オープン戦】と【秋季リーグ戦】の2シーズン制で試合が行われます。

    【春季オープン戦】


    秋のリーグ戦に向けたチーム力の向上、個々のスキルアップが目的。普段は見れない他リーグのチーム同士で交流戦を行うなど、秋には見れない対戦カードが揃います。

    チーム力の底上げのため、1年生がメインで出場するJV戦もオープン戦ならではです!また、伝統ある定期戦もこの時期に開催されています。※春季オープン戦の結果は秋季リーグ戦の順位に反映されません

    【秋季リーグ戦】


    大学アメフトの大一番!どのチームも秋季リーグ戦で勝つために1年間かけて準備を進めます。もちろん、学生日本一を決める甲子園ボウルも秋季リーグ戦の結果次第で出場することが出来ます。

    ※基本的には1部校のみ甲子園ボウルへの挑戦権を得るため、2部以下のチームはまず1部との入替戦で勝利し、昇格を決めて甲子園ボウルへの挑戦権を得ることが1年の目標になります。

    ■ 1月~3月:トレーニング・春季オープン戦準備


    ここからは月毎に各大学がどんな取り組みをしているのか、ご紹介しますよ~!

    1月~3月は新チームが本格始動し、主将やオフェンス/ディフェンス/キッキングなどの役職に就く選手を決め、その年のチーム目標やチームスローガンを決定します。

    その後、4月から行われる春季オープン戦に向けて新たなプレーや戦術をチーム内にインストールし、精度を高めるために日々練習を行います。

    毎年春季オープン戦はチーム力の底上げに注力するチームが多い印象です。怪我をせず1年間を戦い抜くための筋力トレーニングや、瞬発力向上のためのトレーニングを主に行います。

    ■ 4月~7月:春季オープン戦(定期戦含む)


    4月に入ると、いよいよ春季オープン戦が開幕!

    同リーグのチームはもちろん、関東のチームが関西のチームと試合を行うこともあります。毎年行われる定期戦もこの時期に開催されるんです!(大学アメフトの定期戦は別記事でまとめる予定です。お楽しみに…!)

    春季オープン戦の結果は秋季リーグ戦の順位に反映されませんが、本番の秋に向けてチームを勢いづけるために、全試合負けられません。また、前年度まで全く無名だった選手やチームが急浮上してきたり、秋季リーグ戦に負けないくらい見どころが満載です!

    ■ 7月~9月:秋季リーグ戦準備・合宿


    7月に入ると春季オープン戦が落ち着き、各チームいよいよ本番の秋季リーグ戦に向けた準備を始めます!

    春から積み上げてきたプレーに磨きをかけたり、春には見せていない新しいプレーを1から練習したり、この時期の取り組み方はチームによって大きく変わります。

    大半のチームが8月~9月にかけて夏合宿を行い、プレーやチーム力の向上を目指します。秋季リーグ戦での勝利のために、1年間でこの時期が一番重要と言っても過言ではありません。

    ■ 9月~11月:秋季リーグ戦


    9月に入るといよいよ大学アメフトの大一番、秋季リーグ戦が開幕!

    春季オープン戦と違い、秋季リーグ戦では1試合の勝敗の重みが全く違います。常勝校でさえ1試合負けてしまったが故に、甲子園ボウルへの挑戦権を逃したり、下馬評では不利とされたチームが常勝校にアップセットし大波乱を起きることもあります。

    だからこそ、実際に試合会場に足を運んでいただくと、プレーの緊張感やヒリヒリした雰囲気を直に感じることが出来ます。春季オープン戦よりも僅差の試合が毎年多いイメージ…!

    ■12月:入替戦/順位決定戦/甲子園ボウル


    11月後半~12月に入ると、秋季リーグ戦の結果によって上位/下位リーグとの入替戦が行われます。入替戦は来季のチームが戦うステージを決める非常に重要な試合です。観戦する側も、プレーする側も通常のリーグ戦の約2倍は緊張します…!

    また、全日本大学アメリカンフットボール選手権も同時期に開催され、最後に残った2校で大学アメフトの王者を決める甲子園ボウルが行われます。

    ★甲子園ボウル
    大学アメフトのチャンピオンを決める試合。全国8学連(北海道、東北、関東、東海、北陸、関西、中四国、九州)からそれぞれ1校が出場し、トーナメント制で出場校を決定します。1部の大学はこの甲子園ボウル出場を目指し、4年間を戦い抜きます。

    1年の締めくくりとしてふさわしい、ビッグゲームが揃う12月。どの試合にもドラマがあり、大学アメフトの中でも一番注目していただきたい時期です…!

    ■ 大学アメフトの熱気をスタンドで感じてほしい!


    今回の記事を読み、「アメフトやってみたい!」「アメフト観に行ってみようかな?」と思った方!ぜひ一度スタンドに足を運び、試合を生で見ることを強く、強くオススメします。

    見るときはルールなんか気にせず、とにかく大男たちがフルスピードで当たる迫力や、ヘルメットが当たる衝撃音など、本気の意地のぶつかり合いを楽しんでみてください。一度見れば必ず魅了されるはずです!

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