• 連載
  • 2022.02.24

福祉業界で働くリアル|23歳/支援員/入社2年目

こんにちは、1st down編集部です。

連載企画「働くリアル」では、各業界の現場で働くアメフトや他スポーツ出身者へお仕事を選んだ理由ややりがい、入社後のギャップなどを直接取材し、まとめて発信しています。

今回は新卒入社2年目で、福祉業界で働く方にお仕事のリアルを直撃しました!

▼目次

    【プロフィール】
    年齢:23歳
    大学時所属部活:サッカー
    職種:支援員
    業種: 障がい者福祉施設(入社2年目)

    1日のスケジュール


    ※上記は日勤の場合。働き方(早番/遅番/夜勤)によって入浴介助や起床介助など、業務内容に若干の変動がある。

    (1)現在のお仕事とやりがいについて


    主に障がい者の方の日常生活支援を行っています。入浴や排せつだったり、よく介護と思われがちなんですが「支援する」という立場で働かせていただいています。

    やりがいは利用者の人たちの成長が見られることですね。実際に私が働いている入所施設で一番高齢の女性がいます。その方は知的障害もあるので、自分で食事を摂取することを忘れてきていたんです。

    でも職員が声をかけることですごく気持ちに変化があって、今まで私が入所してから自分で食事をする場面を1日2~3回しか見なかったんですが、最近は職員の声かけや関わり方によってモチベーションが上がって、今では一人で食事ができるようになったんです。

    その一年間で成長した部分を見ることが出来てすごく嬉しかったです。

    (2)就職活動を振り返って


    幼い頃から「人の役に立つ仕事がしたい」という軸があって、色々な業界を見ていて、その中でたまたま現在の会社と出会って決めました。あとは、都内の中で一番大きな障がい者支援施設を持っていたことが一番大きな理由です。

    私は福祉系の勉強を全くしてこなくて何も分からない状態で入ったので、最初は不安しか無かったんですけど、入ってからは毎日利用者の方と楽しい日々を過ごせています。

    (3)スポーツの経験が社会に出て活きたこと


    チームスポーツだったので、利用者の方の成長を職員たちのチームで支えていくという面では活かせています。

    あとは利用者同士のトラブルは日常的にあり得る事です。一か所だけ見ていたら利用者の方が何をしているか分からないですが、色んな部分に視野を広げる事でトラブルを防げたりするという点は、部活動で周りを見る視野の広さから出来たのかなと思っています。

    (4)今後のビジョン


    将来的には、障がい者の方がもっと外の世界で活躍できるような場を作っていきたいです。障がい者の方でも色んな企業に就労して、「働いてお金をもらう」っていう当たり前のことを経験していけるようにサポートしていきたいなと思っています。

    今は障がいについて知るために、本やインターネットを使ってたくさん勉強しているところです。

    (5)就活中の体育会学生に伝えたいこと


    一つの企業に絞るのではなく、色んな企業を見て受けてほしいと思います。

    その中で「実はここが合っているかも、自分がやりたいことってこれかも」って分かってくるかもしれないので、とにかく色んな企業を見たほうがいいと思います。

    ・・・

    ご覧いただき、ありがとうございました!
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