- 連載
- 2022.02.21
商社(包装資材)で働くリアル|25歳/営業職/新卒入社4年目
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こんにちは、1st down編集部です。
連載企画「働くリアル」では、各業界の現場で働くアメフトや他スポーツ出身者へお仕事を選んだ理由ややりがい、入社後のギャップなどを直接取材し、まとめて発信しています。
今回は新卒入社2年目で、専門商社(金属系)で働く方にお仕事のリアルを直撃しました!
▼目次
【プロフィール】
年齢:25歳
大学時所属部活:アメリカンフットボール
職種:営業
業種: 金属商社(入社2年目)
金属資源全般(石炭・鉄鉱石など)を総合的に取り扱う商社で、私は鉄鉱石という商品を扱い、トレーディングを行っています。既存の顧客との取引がメインになるので、皆さんがイメージするゴリゴリの営業では無いです。
トレーディング:商社が顧客企業の中間役として製品の輸出入代行などを行い、需要と供給をマッチングさせること。このときに発生する仲介手数料と、売値と買値の差が収益になる。
就職活動をしていた時は生まれが海外だったので、実際に仕事で英語を使いたいと思い、主にメーカーと商社を見ていました。その中でも当時行ったインターンが面白かったので商社に絞りました。
インターンでは2日間でグループに分かれて、実際のトレーディングで取引をして、最後に1番利益を稼いだチームが優勝、というような簡単なトレーディングのゲームをしたんですよ。
それがすごく面白くて、商社に入ったらトレーディングをしたいなと思っていました。
鉄鉱石のトレーディングというビジネスの中で、毎日価格が変動することにびっくりしましたね。あとは先物取引など株のようなことも行っているので、そこが僕にとっては驚きでした。
また、鉄鉱石は世の中の流れや経済に影響を受けやすい商品なので、必然的に経済に注目するようになります。そういった意味で良い影響を受けて、自分自身投資であったり、株などに興味を持つようなきっかけにもなりました。
入社する前は商社に華やかなイメージを持っていましたが、実際に働いてみると若手は地道な仕事が多くて、そんなに自由にやりたいことができるものではないなとは思いました。
一方で社会人のイロハは叩き込まれるので、人としてすごく成長したなと感じています。
アメフトをやっていた影響か地声がかなり低いので、暗い印象を与えてしまうことがありました。そこは体育会出身なのでなるべく明るくハキハキと笑顔を大切にするようにしましたね(笑)
一番気を付けたことは、質問で聞かれたことに対して的確に答えることですね。長く話してしまうと、結局何が伝えたいんだろうと面接官に思わせてしまうので、短く、簡潔に話すことは意識していました。
大学時代のアメフトの経験から、プレッシャーがかかった分だけ、成果を出してやろうというマインドになっていますね。
アメフトの試合のプレッシャーと上司のプレッシャーって同じだと思っていて、実際仕事中に上司からのプレッシャーがかかると、それに対して答えようと思うので、頑張れます。プレッシャーに対する自分の反応とか対処の仕方はアメフトを通して学びました。
特に大学4年生の時に出た入れ替え戦で、昇格を決めるタッチダウンが出来たのは自分の人生の中ですごく大きかったですね。ふと仕事で疲れたなって時に、アメフトをしていたことを思い出すともう1回頑張ろうって思えます。あの時の経験は今の自分の糧になっています。
入社当時はビジョンなどありませんでしたが、この1年でトレーダーになりたい思いが強くなっています。鉄鉱石は株とは違って非常に専門的なものにはなるので、資格というよりは経験が大事なんじゃないかと感じています。
株の場合は会社情報を知るとか、決算書を読むとかが重要になるとは思うんですが、トレーディングで専門的な商品を扱う場合には商品知識を深めることが重要なため、そこを突き詰めていこうかなと思っています。
就職活動って人によって変わると思いますが、あまり労力をかけずに就職を決める人もいれば、苦労して1社の内定をもらう人もいると思います。
僕は圧倒的に後者でした。
その分、やっと内定をもらった企業だったので納得して入社を決めました。
今就活中の人たちには後悔が無いようにやってほしいと思います!
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ご覧いただき、ありがとうございました!
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