• コラム
  • 2023.03.24

【大学アメフト】2022シーズンを振り返ってみた

こんにちは!1st down編集部です。

2022シーズンが終了し、オフシーズンに突入。来たる2023シーズンも非常に楽しみですね...!

「昨シーズンはどこが強かったの?」
「ボウルゲームに出場したのはどのチーム?」

などなど、そんな疑問を解決するために、今回は国内大学アメフト2022シーズン全体を振り返ります!関東と関西、地方リーグに分けてご紹介します。

▼目次

    ■ 関東1部TOP8は早稲田と法政の一騎打ちに


    TOP8は今年も激戦が予想されます。昨年を振り返ると1次リーグは勝敗数で早稲田大、法政大、東大、中央大、明治大、立教大が2次上位リーグに駒を進めました。明治大が2次リーグで2勝するも1次リーグの結果から惜しくも1位決定戦には出場できず。(昨年はコロナの関係で10チームでのリーグ編成となっており、イレギュラーな組み合わせとなっていました)

    1位決定戦ではそこまで無敗同士の法政大と早稲田大が激突!前半は12-7で法政大がリードするも、3Qに早稲田エースQB國元選手からエースWR佐久間選手へのタッチダウンパスが決まり逆転。その後の4Qでは早稲田大のRBユニットが爆発。大雨の中、ジリジリと敵陣に攻め込みランプレーで2TDを獲得しファイナルスコアは30-18。早稲田大が法政大との全勝対決を制し昨年のリベンジを果たしました!

    強固なディフェンスとバランスの取れたオフェンスで素晴らしい戦いぶりを見せた早稲田大。来年も非常に期待出来るシーズンになりそうです…!
    ↓法政大vs早稲田大の全勝対決はこちらから(ハイライト)↓

    ■ 関西Div.1は関西大が大躍進、宿敵関西学院大と優勝争い


    関西Div.1は昨季王者の関西学院大と立命館大、関大が優勝候補に。

    関大と立命館大の直接対決では前半に関大のハイパーオフェンスが炸裂。エースRB一針選手やエースQB須田選手、安定感のあるキックが強みの曽山選手らが得点を重ね、20得点。対する立命館大も抜群の快足を誇るRB/RET平松選手がリターンTDを決め、20-14の6点差で前半を折り返します。

    後半に入り、第3Qで立命館エースQB庭山選手からWR仙石選手へのタッチダウンパスが決まり逆転。関大は第4Qで後がないシチュエーションで主将のRB柳井選手へボールを託し、再逆転のタッチダウンラン!ファイナルスコアを26-21で終え、関大が勝利しました。

    関西学院大と関大の全勝対決では前半に両チームのキープレーヤーが大活躍。関西学院大はRB前島選手のTD、関大はQB須田選手から大学No.1レシーバーと呼び声高いWR溝口選手へのTDパスをそれぞれ決め、前半を10対10の同点で折り返します。

    後半も両チーム得点の勢いが続くと思われましたが、両チームのディフェンスが素晴らしい集中力を見せオフェンスに得点を許しません。しかし第3Qに関西学院大DB中野選手が関大QB須田選手のパスをインターセプトし、そのままエンドゾーンに持ち込み逆転のTD!その後得点は動かずファイナルスコアを17対10で制し、関西学院大が関西リーグ4連覇(59回目の優勝)を果たしました!

    個人のスキル、チームとしての完成度、どれを取ってもトップレベルの関西学院大。今シーズンの主力選手を多く残し、来シーズンも日本一を狙います…!
    ↓関西学院大vs関西大の全勝対決はこちらから(ハイライト)↓

    ■ 北海道リーグは北大が「3年ぶり27回目」の優勝を決める


    北海道リーグは北海道大が3年ぶり27度目の優勝!全勝対決となった北海学園大との一戦ではOLとRBが躍動。ランオフェンスが爆発し、42-14で勝利しました。

    その後、惜しくもパインボウル(全日本大学選手権1回戦)では東北大に敗北したものの、来季も優勝候補筆頭として名乗りを上げます。

    ★北海道大vs北海学園大の全勝対決はこちらから(ハイライト)

    ■ 東北大が東北リーグ優勝、悲願の甲子園まであと一歩届かず


    今季東北リーグは東北大が4勝し、全勝優勝を飾りました!北海道リーグ代表の北海道大と激突したパインボウルでは、前半に得点を重ね17-7で勝利し、全日本大学選手権2回戦に駒を進めました。

    2回戦では中京大と対戦。タイブレークまでもつれ込む大熱戦を繰り広げ、見事勝利。早稲田大との東日本代表校決定戦に出場を決めました。早稲田大との一戦は強固なディフェンスに阻まれ、惜しくも敗戦したものの、来シーズンも東北大に注目です!(個人的には国立大の強さが目立つようになってきたと感じております・・・!)

    ★東北大vs中京大の大熱戦はこちらから(ハイライト)

    ■ 東海リーグで、中京大が2年連続の優勝を飾る


    東海リーグはオフェンスにタレントを揃えた中京大が2年連続21回目の優勝を飾りました!リーグ優勝後、全日本大学選手権で東北大と激突しタイブレークまで粘るも、惜しくも敗退。

    フィジカル・ヒット・ブロックなど、基礎の部分が非常に徹底出来ている素晴らしいチームでした。3年連続の優勝を決め、来季こそ東日本代表校決定戦へ出場なるか。

    ■ 金沢大が北陸リーグを制覇


    今季の北陸リーグは金沢大が2戦どちらも安定した得点力+完封で強さを見せつけ、優勝!全日本大学選手権では1回戦で山口大を撃破するも、2回戦の西南学院大戦では後半に押し切られ、惜しくも敗北。

    来シーズンこそ関西代表との1戦に駒を進めることが出来るか…!

    ■ 1部復帰初年度の山口大が、中四国リーグ優勝を決める


    1部リーグ復帰初年度の山口大がファーストステージで3位だったものの、セカンドステージで快進撃を見せ、見事優勝を決めました!全日本大学選手権1回戦では金沢大に敗北したものの、次年度に繋がる素晴らしいシーズンに。

    また、愛媛大/広島大も着実に実力をつけており、来季も激戦必至…!

    ■ 九州の雄、西南学院大が盤石な強さでリーグ優勝


    西南学院大が盤石な強さを見せ、無敗でリーグ優勝を決めました!春に敗北したライバルの福岡大との一戦では攻守ともに安定感を見せ、29-6で勝利。一人ひとりの能力の高さと高い組織力で、来季も優勝候補筆頭として非常に期待がかかります。

    また、全日本大学選手権では2回戦で金沢大と対戦し27-7で勝利し、王者関西学院大との西日本代表校決定戦に駒を進めました。関西学院大との一戦ではディフェンスが健闘しセーフティを奪うなど、要所でモメンタムを掴むも49-9で敗北。来季こそ関西の高い壁を超えることが出来るか。

    ■ 甲子園ボウルは関西学院と早稲田に


    大学アメフト王者決定戦である甲子園ボウル。甲子園といえば野球の印象が強いですが、アメフトも年に一度だけ聖地甲子園のフィールドで激闘を繰り広げます。

    2022シーズンの対戦カードは【関西学院大学ファイターズ vs 早稲田大学ビッグベアーズ】に決定!両チームともに秋季リーグ戦では無敗で、出場を決めています。関西学院大学は甲子園ボウルに7年連続出場、対する早稲田大学は創部史上7度目の出場を決めた本大会。前半を6対3とロースコアで折り返すも、後半に関西学院大学の攻守蹴が本領を発揮。

    後半だけで28点を獲得しファイナルスコアは34-17で関西学院大学が勝利し、大会最多タイ記録の5連覇を決めました!早稲田大学は惜しくも創部史上初の優勝は叶いませんでした。来シーズンも甲子園の舞台にどのチームが上がるのか、非常に楽しみですね!!!

    【解説】国内アメフトのボウルゲームをまとめてみた

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