• 連載
  • 2022.02.21

人材業界で働くリアル|23歳/営業職/新卒入社2年目

こんにちは、1st down編集部です。

連載企画「働くリアル」では、各業界の現場で働くアメフトや他スポーツ出身者へお仕事を選んだ理由ややりがい、入社後のギャップなどを直接取材し、まとめて発信しています。

今回は新卒入社2年目で、人材業界で働く方にお仕事のリアルを直撃しました!

▼目次

    【プロフィール】
    年齢:23歳
    大学時所属部活:アメリカンフットボール(主将)
    職種:営業
    業種:  人材業界 上場企業(入社2年目)

    1日のスケジュール


    (1)現在のお仕事とやりがいについて


    簡単に言うと中途採用をしたい企業様へ向けて、求人広告の営業と採用後のフォローを担当しています。

    社内というよりは、社外に対して色んな業種や規模の会社とお取引ができるというのは、人材業界ならではです。
    メインのお客様は中小企業の代表や取締役になってくるので、目上の方との接触には仕事をしていく中で慣れていきます。

    企業様の役に立てたときに感謝の言葉をもらえたときや、実際に企業様の採用が成功したタイミングは一番やりがいを感じますね。

    今後の事業が拡大するために採用へ動いている企業様がほとんどなので、そういう部分では失敗ができなかったり、「採用が成功出来て当たり前」というプレッシャーは常にありますね。

    一番最初に広告をご発注いただいた企業様は印象に残っています。
    研修がかなり短くて、すぐに営業活動に入ったんですが、最初の新規受注をあげるのは同期内でも遅いほうだったんです。

    その中で、とある企業様の取締役に気に入っていただけて「じゃあ君に決めるよ!」って笑顔で言っていただけたことは思い出として残っています。

    (2)入社前と入社後のギャップ


    入社前から先輩社員のサポートが手厚いと聞いていたんですが、それ以上に他部署の方でもすごくフランクに相談に乗ってくれています。

    人材業界ならではなのかは分かりませんが、人とたくさん関わるからこそ、人に優しい、温かいというところで良いギャップがあります。

    逆にネガティブなギャップは2つあると思っています。

    まず僕自身、業務の内容を全く知らずに今の会社に入ったんです(笑)
    私の会社の新規顧客開拓は「テレアポを一日中かけなさい」といった感じでほぼ電話営業なんですが、そういった業務内容を全然調べずにいたんです。

    大学生のときはテレアポのしんどさとか、何件かけたら何件のアポが取れるみたいなところも分からないと思うんですけど、メンタル面でのしんどさはありました。

    もう一つは、周りの社員はサポートはしてくれるものの、自分から聞きに行ったり意識して発信するとか、行動をしていないと相手からは手を差し伸べてくれないと思いましたね。

    (3)就職活動を振り返って


    入社したきっかけは会社説明会でした。

    もともと業界は全然絞っていなくて、どんな業界でもいいから、営業で実力主義でチャレンジできるようなところがいいなと当時から思っていました。あとは様々な会社説明会に足を運ぶ中で、面白そうな人がいる会社が良いなと思っていたんです。

    私の会社は新卒採用事業も行っているので会社説明会もすごく上手で、常に笑いが起きているような感じで、社内で面白い人を登壇させているんです。それもあって私の軸にがっちりハマり、今の会社へ入社を決めました。

    (4)アメフトの経験が社会に出て活きたこと


    「課題解決力」というところかなと思っています。

    アメフトを通じて【毎日の練習の中でチャレンジ→ミーティングでビデオを見て反省→次の日に改善する】というPDCAを回すサイクルが学生時代に確立できたというのは大きいなと思っています。

    仕事も同じような動きで、【毎日計画を立てて実行→アクションの確認と反省→次の日に反省を生かす】という流れは大学時代から変わってません。

    私自身、今もXリーグ(社会人アメフト/トップリーグ)でアメフトを続けています。アメフトが大嫌いで絶対にやりたくないっていう人じゃなければ、大学で終わらずに社会人でも続けたほうが絶対に良いです!

    大きい理由としては3つあります。

    1つ目は、Xリーグのチームには色んな職業や場所で働いている人、尚且つ年齢や生い立ちすらもバラバラな人が100名くらい集まるんです。

    平日の5日間は社内メンバーとしかコミュニケーションを取らずに、土日は友達だけになると閉塞的なるのかなと思うので、色んな人の価値観を社会人になってからも触れられるのはとても良い事だと思っています。

    2つ目は、大人になってからも相手とバチバチ対戦できる環境があるというのは、ストレスの発散だったりとか、メンタル面の健康に良いのかなと思ってはいます。

    3つ目は、大人になると悔しくて泣いたり、嬉しくて大はしゃぎするとかがなかなか無くなってきて、感情の起伏が一定になりがちだと思うんです。

    そこで土日でアメフトをすることで、「本気で悔しい」「本気で嬉しい」などの感情を表に出せる環境があるという点でXリーグでもアメフトを続けた方が良いと思います。

    (5)今後のビジョン


    役職に対する目標はまだないんですが、新卒の離職率を下げていきたいという思いがあります。

    私の会社は新卒の離職率が高くて、1年目で約3分の1が退職してしまうっていう状況なんです。そこを改善できるような策だったり、役職や立場になって「仕事をしやすい環境を整えていく」というところは、今一番やりたいことですね。

    今は私の事業部には新卒が入ってきていないので、後輩の面倒を見るとかは難しいんです。なので同期に対してのコミュニケーションの量を増やしたり、実際に上司とミーティングをする中で、離職率に関する課題解決の相談をしています。

    (6)就活中の体育会学生に伝えたいこと


    体育会チックになってしまうんですが、環境のせいには絶対にしてほしくないです。

    このような状況下で、足を運んで説明会を聞いたりすることが出来なくなってしまって、オンラインでしか対応が難しい時代になってきていると思います。

    でも、「オンライン環境が苦手だから」「オンラインだとなかなか伝わりにくいから」とか、「コロナだし、しょうがないや」みたいに、環境のせいにしてしまうと、自分の納得のいくような就職活動ができないと思います。

    あくまでも自分自身で考えて、自分の選択で動いてほしいです!

    ・・・

    ご覧いただき、ありがとうございました!
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