こんにちは、1st down編集部です。
連載企画「働くリアル」では、各業界の現場で働くアメフトや他スポーツ出身者へお仕事を選んだ理由ややりがい、入社後のギャップなどを直接取材し、まとめて発信しています。
今回は新卒入社5年目で、商社で働く方にお仕事のリアルを直撃しました!
▼目次
【プロフィール】
年齢:26歳
大学時所属部活:アメリカンフットボール
職種:営業
業種: 専門商社(エネルギー関連)入社5年目
エネルギーや燃料関係を扱っている、BtoBの専門商社で働いています。
具体的には大手のエネルギー関係の元売りさんから燃料を買って、全国の様々な業種のお客さんへ工場の発電用だったり、可動させるための燃料を販売する業務になります。
私は重油をメインに扱っているんですが、タイヤ業界から食品業界まで本当にいろんなお客さんがいます。お客さんの業界のことも知らないと対等に話ができないので重油の勉強だけではなく、様々な分野の勉強をしています。
親会社のグループ企業が多いため、エネルギー関係だけではなくてプラスチックや食品など、分からないことがあれば他の分野でもすぐに情報が貰えるんです。
そこで貰った情報を元にお客さんと対等に話せたり、リソースの多さが魅力です。あとはやっぱり商社なので、人脈ができるのは良い点ですね。
エネルギー関係の仕事もしながら、業種的にも色んな人との付き合いがある中で人脈も作れるんだろう、というイメージを持って入社しました。
実際に入社してみて、予想していたよりも「この業種の人と話したい!」っていうのがあれば、すぐに実現できるような会社でした。スケールの大きさには良い意味で期待を裏切られましたね。
若手でも思ったことをすぐに発信して、少しでも実現できるような会社の雰囲気はすごく良いなと思っています。今は本当にやりたいことが出来ているという感じですね。
あとは、今エネルギー業界の中でも重油を扱う部署は、Co2削減だったり、環境への配慮が注目されています。実際、天然ガスやLPG(液化石油ガス)など燃料転換の時期になっていて、重油の価格自体が上がってきているんです。
父親が商社で働いていて、人脈が本当に広いなと近くで見て感じていました。そこから業種の軸は商社に決めた形です。
中でもエネルギー関係を選んだ理由は、実家が今働いている会社と似たような事業をしていてゆくゆくは実家を継ぐことを考えたときに、規模の大きい企業で若いうちから勉強が出来るといった部分で、この企業が一番良いと思ったからですね。
実際、今働いているところしか見えてなかったっていう感じです。
選考の時には、周りを見ても高学歴の人しかいませんでした(笑)
私自身、アメフトで立派な成績を残しているわけでもなかったので、どうすれば受かるのかを色々考えました。
そこで自分の強みってなんだろうって考えたときに、実家が似たような事業をやっていて「明確な目的があって、本気で学びたい」という意思を面接官へ伝えたんです。それが好印象を持たれて入社出来たのかなと思っています。
今僕が扱っている重油の部門は、2040~2050年になるときには徐々に縮小すると思っています。
そこで重油に代わる新しいエネルギーとして、ガスやアンモニアなどが注目されてきています。そういった燃料転換が起きるときに他の商社と比べても情報量はもちろん、私の会社がメインで扱っていきたいです。
やはり「物を売る」ということが僕たちの使命であるので、燃料転換したときも会社として生き残っていけるように、まだ5年目ですが引っ張っていける立場になっていきたいと日々思っています。
実際に新エネルギーのシンポジウムであったり、エネルギー会社がやっている国内外のイベントなどを通じて、勉強をしています。
常に新しい変化が起きる業種なので、新しい情報を常にインプットして、仕入れた情報をどんどん自分のものにしていってます。日々の積み重ねが目標に繋がっていくのかなっていう感じです。
妥協せずに自分が本当にやりたいことを見つけて、単純に「あれやってみたい!これやってみたい!」とかではなくて、明確な理由を持って真摯に話していれば面接官や相手が見てくれるのかなと思います。
「本当にこれがやりたい!」って思ってその会社に入って、「やっぱりダメだな」って思うことも全然良いと思うんです。実際に会社に入ってみないと合うか合わないかは分からないんです。
私の周りでも実際入ってみたけど、2~3年でやっぱり違うと思って全く別の業種に転職している人はいます。入るときは本気でここでやるって決めるのはいいんですけど、転職することが全く悪いわけじゃないです。
ただ、中途半端な気持ちで入って転職するのと、本気でやりたいと思って入って転職するのは全く違うことです。
失敗したらこれで終わりなんてことは20代で無いと思います!入った会社で自分の人生が全て決まるかっていったら、絶対にそうではないので、何回失敗しても良いんじゃないかなと私は思います。
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