こんにちは、1st down編集部です。
連載企画「働くリアル」では、各業界の現場で働くアメフトや他スポーツ出身者へお仕事を選んだ理由ややりがい、入社後のギャップなどを直接取材し、まとめて発信しています。
今回は新卒入社4年目で、保険会社で働く方にお仕事のリアルを直撃しました!
▼目次
【プロフィール】
年齢:26歳
大学時所属部活:アメリカンフットボール
職種:リテール営業(代理店営業)
業種: 保険会社(損害保険)入社4年目
損害保険会社のリテール部門で仕事をしておりまして、主に損害保険や生命保険の代理店に対して、日々経営のサポートを行っています。
損害サポートとリテール営業って同じ商材を扱っているものの、本当に会社が変わったんじゃないかっていうくらい仕事内容が変わるんです。
それぞれやりがいはあるんですが、損害サポートで言うと、お客さんのご希望通りに進んだり、あるいは相手方とのトラブルが少ないまま、上手くお支払いまでいけたりとか、そういったところでやりがいを感じます。
もう少しコアなところだと、保険金の請求に関する詐欺や不正請求なども世の中にはあります。そういった事例には調査会社や弁護士と連携をして、証拠を集めて、不正請求の事実を突き付けてお支払いを拒んだりなどの対応をするんです。
そのような不正請求の排除に実際に成功した時にもやりがいが感じられると思います。
リテール営業に部門転換をしてから、営業に関しては基本的に外に出て活動する部署だと聞いていました。
ですが、実際に代理店さんに対して直接会ってご挨拶や打ち合わせなどは、比較的頻度が少ないスタートだったかなと思っています。
あとは年齢層の若い代理店さんとかだと、zoomなどのビデオ通話アプリを使っての打ち合わせで難なくできる部分もあるので、そこは柔軟に対応できたかなと思います。
今の勤務体制に関しては、ほぼ出社しているんですが、週に1回程度の頻度で在宅勤務が奨励されている状況ですね。ただ、緊急事態宣言中は2班に分かれて1日置きに出社している時期もありました。
業務の中で、出来る部分はリモートで行いますが、書類関係が多かったりするため、どうしても出社しないと出来ない仕事もあるんです。
その配分をうまく考えながら、在宅の日には集中的に事務作業をやったり、出社した日には代理店さんとのどうしても必要な打ち合わせに行ったりとか、ある程度スケジュールを区切ってやっています。
就活を始めた当時は「この業界に行きたい」っていう強い意志はありませんでしたが、就活の軸として色んな業界を見て仕事をしながら、将来のことを考えられたらいいな、と思っていました。
その軸から、保険業界って業種を絞らず、色んなお客さんと接する機会があるかなと思ったんですね。
最終的には損害保険会社に入ってますけど、就活当時は同じような軸でオフィス家具のメーカーを受けたり、文房具のメーカーなど、色んな業種のお客様と接点を持てるような仕事を選んでいました。
入社前は待遇の面はかなり良いな、っていうイメージは持っていたのと、生活のインフラになりつつ社会的に必要とされているというところにやりがいを感じられたらいいなと思っていました。
実際に入社してみて、保険は綺麗ごとだけでは終わらないんだなっていうのは色んなことを通じて考えますし、思っていた以上に古い体質も残っているなと思ったりもします。
ただ、就活当時から感じてはいたんですが、会社の先輩たちは良い人ばかりです。仕事内容的にキツいことがあったりしても社内の人間で協力し合ったり、励ましあったりとか、そういうところが出来るのは良いなと思います。
アメフトはスカウティングとかビデオ反省とかも含めて、一つのプレーにすごく時間をかけて研究や分析をすると思います。それはアメフトならではの特徴ですし、尚且つ社会に出ても活きる経験だと感じています。
実際の損害サポートで言うと、事故の発生原因や不正請求の恐れがある方の行動記録の分析。
営業で言えば、「新規開拓の法人さんがどういう事業を展開されて、今どういう売り上げ状況なのか」とか、「保険に対してどう考えているか」っていう分析も必要になります。
先ほどお伝えしたように、損害サポート部門とリテール営業の2つを経験しているんですが、両方経験できる機会ってすごく限られているみたいで、早いうちに2つの部門で経験を積めたのはすごくよかったなと思います。
これは就活のときから一貫していることなんですが、航空宇宙産業に携わりたいという気持ちがあって、保険で携われる部門を将来的に目指していきたいなと思っています。
当然優秀な人たちが集まる部署にはなるので、そこに行きたいです!と自信をもって言えるようにこれから成果を残していきたいなと考えています。
そのために現在は会社から奨励されている資格の取得と、私の会社が入社5年目までにTOEICのスコアが730点以上あると、1週間の海外研修に行ける規定があるので、そこに乗れるように頑張って英語の勉強もしているところです。
会社全体としてもグローバル人材を掲げていることもあって、英語の学習は今若い世代の社員はかなり求められているところです。
就活の軸をしっかり立てて、後悔の無い進め方をしてほしいということが一つと、自分に言い聞かせるところでもあるんですが、就職がゴールでは無いです。
「入社した会社で何ができるか」とか、「その会社に勤めながら生活する自分がどうなるのか」っていうところをしっかりとイメージしておくほうが良いかなと思います。
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