• 連載
  • 2022.02.20

輸送用機器メーカーで働くリアル|25歳/資材調達/新卒入社3年目

こんにちは、1st down編集部です。

連載企画「働くリアル」では、各業界の現場で働くアメフトや他スポーツ出身者へお仕事を選んだ理由ややりがい、入社後のギャップなどを直接取材し、まとめて発信しています。

今回は新卒入社3年目で、輸送用機器メーカーで働く方にお仕事のリアルを直撃しました!

▼目次

    【プロフィール】
    年齢:25歳
    大学時所属部活:アメリカンフットボール
    職種:資材調達
    業種: 輸送機器メーカー 入社3年目

    1日のスケジュール


    (1)現在のお仕事とやりがいについて


    バイクとマリン製品とロボティクス、この3つを柱とした会社で、僕の領域としてはボートやヨットなどのマリン製品を扱う事業部に所属しています。
    その中でも、国内ボート事業の部品の調達業務をしています。

    簡単に言うと営業とは真逆で、仕入先の営業と折衝しながら部品を購買していく仕事です。お金を扱う仕事なので、会社の財布を握っていることになるんですよね。

    製品の原価はほとんど材料費になるので、自分がコストダウンした分がそのまま会社の利益につながってくるんです。そこがやりがいの一つかなと思います。

    (2)現在のお仕事を選んだ理由について


    自動車業界は「100年に一度の大変革期」って言われていて、実際にいろんな業種から参入が来ています。変化が激しく、覇権争いが起きているような業界なのでそこが面白そうだなと思いました。

    自分自身を変化が激しい場所に身を置いたほうが成長できると思い、自動車業界を中心に就活していました。その中で今の企業を選んだ理由として、一つは「いつかは海外で働きたい」という願望があったんです。

    今の会社の売り上げの約9割は海外になるので、いつかチャンスが巡ってくるっていうところで選びました。あとは扱っている商材がものすごく面白そうで、自分が興味を持てそうだったので最終的に決めました。

    (3)入社前と入社後のギャップ


    入社前は営業に配属されて、「何かの商材を売るんだな」くらいしか考えていなかったんです。ですが、実際に入ってみると営業以外にもいろんな仕事があって、「文系や体育会系が活躍できる領域」って結構あるんだなって気づきました。

    一般的なコーポレート部門(人事や財務)もあるんですけど、意外だなと思ったのはITの領域ですね。

    製造業はITとの繋がりが今ものすごく重要になっています。私の会社の中でもIT化や自動化を経営目標と同じレベルに持ち上げてきているので、ITの部署自体が大きくなってきているんです。実際にそういった部署で学ぶことも面白いんじゃないかなと思いますね。

    (4)アメフトの経験が社会に出て活きたこと


    やっぱりアメフトって試合が始まる前の準備のスポーツで、いろいろなデータを駆使しながら、戦略を立てていくところが醍醐味だと思うんです。
    どの仕事にも通じると思うんですが、データ分析をして戦略を立てて、実行に移していくっていうところが繋がっているかなと思いますね。

    (5)今後のビジョン


    これ!っていう領域が決まっているわけではないんですが、業務の範囲が非常に広い仕事なので、いろんな選択肢がまだ残されていると思っています。

    今考えているところとしては、「中小企業診断士」という資格の勉強をしています。簡単に言えば、中小企業の経営のコンサルティングの専門職になるんですが、経営だけじゃなくて財務・会計やITなど、いろいろな領域を学べるということでチャレンジしています。

    今は実際に取引先と関わりながら、コンサルティングのプロフェッショナルになりたいなと思っています。

    (6)就活中の体育会学生に伝えたいこと


    会社を選ぶときは名前や給料、待遇などで選ぶと思うんですけど、「どんなキャリアを歩んでいけるか」を重要視したほうが良いです。

    今は「人生100年時代」と言われていて、同じ会社にずっと勤めるっていうことはないと思うんです。

    自分の市場価値を高めるために、「他の会社だったらどうだろう」っていうことを常に考えながら仕事をすることが大事になるので、まず新卒として会社を選ぶときには、そういった点を大事にしたほうが良いと思います!

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    ご覧いただき、ありがとうございました!
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