• インタビュー
  • 2022.07.29

【解説】アメフト部が就活に強い理由とは?

こんにちは!1st down編集部です。

夏も本番になり、部活生の皆さんは大変な日々を送っているかと思います!
(私も当時は「早く夏終わらないかな」と思っていました…笑)

今回は『アメフト部が就活に強い』と言われる理由を解説します!

アメフトは技術だけでなく、社会に出ても役立つスキルを自然と身に着けることが出来るんです…!

▼目次

    ■体育会が強いと言われる理由


    ―体育会とは

    皆さんは体育会学生がなぜ就活に強いと言われているか、ご存知でしょうか。もちろん体育会に入っていなくとも優れている人は多くいますが、体育会出身の学生も社会で評価されることが多いです。

    そもそも「体育会」は幅広い用途で使われていますが、概ね以下のような団体を意味します。

    【体育会】
    大学側から「〇〇大学体育会〇〇部」と認定された団体のこと。または体育会同等の活動を行っている部活動やサークルのこと。

    定義上は上記のような意味になりますが、就活において「大学から体育会と認められていた」ということよりも「どんな活動をしてきたのか」が大切になります。

    冒頭に体育会が就活に強いと述べましたが、簡単に言えば体育会のような団体で、それにふさわしい活動をしてきているかどうかが企業側からの評価の分かれ目です。

    ―具体的に評価されるポイント

    では具体的にどんなことが人事から評価されているのでしょうか。ポイントを挙げればキリがないですが、多くの企業人事の方とお話していて出てくる項目は以下の通りです。

    ●結果にこだわるコミットメント力
    ●最後までやり遂げる粘り強さ
    ●コミュニケーション力の高さ

    まずはコミットメント力です。体育会学生は部活動の中でレギュラーになる、チームを勝たせる、記録を更新するなど常に自分が活躍するために行動しています。結果を出すために行動できるマインドがあるからこそ、「仕事においても結果を求めて頑張ってくれそう」と企業は評価をします。

    また、最後までやり遂げる粘り強さも評価されるポイントです。結果を出すために何度も何度も挑戦するマインドを企業は評価しています。仕事でも最後までやり遂げることは次のステップに上がるために必要なことです。そのため、諦めず挑戦し続けて、失敗しても次に繋げることができる力があるかどうかを企業は見ています。

    最後にコミュニケーション力の高さです。体育会学生は組織で4年間を過ごすため、自ずとチームメイトの先輩や後輩とコミュニケーションを取ることが多くなります。部によっては、上下関係の強い環境を経験するため、組織内での立ち振る舞いに慣れていきます。また監督やコーチ、外部の指導者などの大人と話す機会も多いため、目上の方へのコミュニケーション力も社会に出て違和感なく対応出来る方が多いです。

    部活と同様、ビジネスでも社内での連携や外部での営業など様々な人と関わることが多く、仕事をスムーズに進めるためのコミュニケーション力が必要とされています。そのため、体育会学生のコミュニケーション力は選考において評価されやすいです。

    多くの企業人事から評価されている項目は上記の通りですが、その他にも下記のような項目も評価されています。

    ●意思決定力
    ●指示統率力
    ●考える力(ロジカル思考)
    ●対ストレス・体力
    ●他者育成
    ●自己認知・チームワーク意識 など

    ここまで体育会が評価されているポイントをお話してきましたが、体育会自体が評価されているのではなく、企業が求める能力を体育会学生は部活動の中で培ってきていることが多いため評価されていると私たちは考えています。

    自分が評価されているポイントを是非認知して、就職活動に活かして下さい!
    (実際に企業様から「行動が早い」「コミュニケーションもスムーズで助かっている」「結果に対してこだわってくれている」など、インタビューを通じて話してくれています!)

    ■体育会の中でもアメフト部が就活に強い理由


    では、その体育会の中でなぜアメフト部の評価が高いのでしょうか。具体的な特性を見る前に、就職活動で評価されている部活動ランキングを見てみましょう。

    (引用:PRESIDENT Online 「就職活動でトクする運動部ランキング」)

    このようにアメフトはラグビー/野球と並んで上位にランクインしています。ラグビー/野球のように競技人口がそこまで多くないのにも関わらず印象に残っているということは、アメフトの活動や特性が人事に魅力的に映っている可能性が高いです。

    アメフト部の学生の評価が高い理由、それはアメフトの競技性にあると考えます。

    アメフトは大きく7つのポジションに分かれています。ポジションごとに大きく役割が違い、組織の中でどのように自分が貢献するかを日々考えています。この競技性がビジネスシーンと似ており、自然に順応していくことが出来る要因になっているのではと考えます。

    また、ポジションが細かく分かれていることからリーダーを経験している学生が多く、組織をまとめる力を持っていることも評価されているポイントです。

    何よりアメフトは100パターンを超える戦略を覚え、トライアンドエラーを繰り返し、勝つためにやるべきことを常に考えています。このトライアンドエラーはビジネスシーンにおいてもほぼ同じように行われており、アメフト部は順応出来ると考えられます。

    アメフトは日本ではカレッジスポーツと呼ばれるくらい、大学から始める方が多いです。そのためスポーツ推薦が少なく、文武両道の学生が多いことも企業に評価される要因となっています。

    先ほど体育会学生の評価されるポイントをお話いたしましたが、その中でもアメフト部が特に評価されているポイントは以下4つです。

    ①考える力(ロジカル思考)
    ②主体性
    ③自己認知・チームワーク意識
    ④他者育成

    カレッジスポーツだからこそアメフト部は、高校まで違うスポーツを経験している方が多いです。(筆者自身もそうでした笑)

    そのため他のスポーツで培ってきたことに加えて、アメフトの競技特性から様々なスキルを吸収しているため、体育会学生が評価される項目の能力を持っているのではと考えています。


    いかがでしたでしょうか。アメフト部が評価されるポイントは多くありますが、どれも自分で理解して活動することで、就活ではより強いアピールに繋がります。

    また、就活に活きることを理解することで、部活動もよりレベルの高い活動をしていくことが出来ると考えています。

    今現役でアメフトに取り組むフットボーラーは日々の取り組みを頑張ることで就活にも有利になり、就活を考えるとアメフトもより洗練された活動になる。まさにWin-Winの関係です!

    これからアメフトをしようと思っている方も、アメフトのスキルだけではなく社会に出ても役立つスキルを身に着けることが出来ます!自信をもって挑戦してみてくださいね。

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