
- コラム
- 2025.03.24
【大学アメフト】2024シーズンのランキングをまとめてみた(北海道/東北/東海/北陸/中四国/九州)
- #大学アメフト
こんにちは!1st down編集部です。
ついに大学アメフト2024シーズンが終わりを迎えました。関東・関西の各リーグで数々の好ゲームが展開された今シーズン、気になる順位表や昇降格の結果をまとめてお届けします。
各リーグの順位表はもちろん、昇格を果たしたチーム、惜しくも降格となったチーム、そして現状維持となったチーム、それぞれの戦いぶりを振り返っていきましょう!
▼目次
1位:法政大学(7勝0敗) 勝ち点:21
2位:早稲田大学(6勝1敗) 勝ち点:18
3位:慶應義塾大学(4勝3敗)勝ち点:12
4位:立教大学(4勝3敗) 勝ち点:12
5位:東京大学(4勝3敗) 勝ち点:12
6位:明治大学(2勝5敗) 勝ち点:6
7位:桜美林大学(1勝6敗) 勝ち点:3 ※残留
8位:中央大学(0勝7敗) 勝ち点:0 ※残留
※桜美林大学、中央大学はチャレンジマッチに勝利し、来季TOP8残留が確定
2024シーズンの関東TOP8は、前年の王者・法政大が圧倒的な強さを見せ、全7試合無敗での優勝を果たしました!法政大は甲子園ボウルでは惜しくも敗れたものの、「アニマルリッツ」の復活と称された立命館大と接戦を展開。
オフェンスは、RB廣瀬選手とQB谷口選手の4年生コンビを軸に、3年生WR高津佐選手も要所で存在感を発揮しました。ディフェンスは、強烈なスピードラッシュが持ち味の4年DL髙橋選手や、堅実なタックルが武器の4年LB須藤選手を中核に、3年DB浅賀選手も成長を見せました。3年キッカー高城選手は、重要な場面で確実な得点を重ね、チームの勝利に貢献。上級生を中心としながらも、3年生の活躍が光るシーズンとなりました!
早稲田大は法政大との直接対決に敗れたものの、前年3位から順位を一つ上げて2位に!来シーズンは連覇中の法政大を下し、王座奪還が期待されます…!今季の注目すべき変化として、前年5位の慶應義塾大が4勝3敗で3位に浮上し、全日本大学選手権の最後の出場枠を獲得。まさに台風の目として関東TOP8で存在感を示しました。来シーズンはさらなる飛躍が期待されます。
最も驚くべき躍進を見せたのは東大!昨季全敗で最下位に沈んだものの、慶應義塾大・明治大・中央大・桜美林大に勝利し、4勝3敗という好成績を残して5位まで順位を上げました。一方、前年4位の明治大は6位に後退し、厳しいシーズンに。今季からTOP8に復帰した桜美林大は7位、中央大は全敗で8位という結果に。両チームはチャレンジマッチで勝利を収め、来季もTOP8での挑戦権を獲得しました。
2024シーズンは法政大の圧倒的な強さが際立ちましたが、各チームの実力は拮抗しており、3位から5位までが同じ勝ち点という接戦でした。来シーズンは、早稲田大の反撃や、慶應義塾大、東大の更なる躍進が期待される、より一層競争の激しいシーズンになりそうです…!
1位:駒澤大学(6勝0敗) 勝ち点:18
2位:青山学院大学(5勝1敗) 勝ち点:15
3位:日本体育大学(4勝2敗) 勝ち点:12
4位:国士舘大学(3勝3敗) 勝ち点:9
5位:神奈川大学(2勝4敗) 勝ち点:6 ※2部へ降格
6位:帝京大学(1勝5敗) 勝ち点:3 ※残留
7位:成蹊大学(0勝6敗) 勝ち点:0 ※2部へ降格
※帝京大は入替戦で勝利し来季もBIG8に残留。神奈川大・成蹊大は来季より2部へ降格。
毎年大熱戦が多く、シーズンごとに順位が大きく動くBIG8は、駒澤大が無敗での優勝を達成。前年は2位でしたが、今季は完全優勝を果たしました!オフェンスは4年のRB久保選手が持ち前の走力で500ヤードを獲得し、リーグのリーディングラッシャーに。また、3年のWR石﨑選手も確実なレシーブ力を武器に、ピンチの場面で何度も好キャッチ。帝京大戦では78ヤードのレシーブ獲得と大きな働きを見せました。
ディフェンスは正確なタックルと冷静な判断力が持ち味の4年LB栗原選手や、確実なカバーで相手WRをシャットアウトし、リーグのパスディフェンス記録1位となった4年DB森安選手などが活躍。4年生を中心としながらも、下級生も大きく貢献し、まさにチーム一丸となっての優勝でした…!
青学大も5勝1敗という安定した戦いぶりで前年の3位からさらに順位を上げ2位に。シーズンを重ねるごとに着実な成長を見せており、来季こそBIG8優勝に期待がかかります!日体大は駒澤大・青学大に接戦を繰り広げるも惜しくも敗北し4勝2敗。前年の4位から順位を1つ上げ、3位でシーズンを終えました。
また、国士大は昨季同様に3勝を収め、前年8位から4位へと大きく順位を上げています。今季よりBIG8に昇格した神奈川大は5位、帝京大は6位、成蹊大は7位という結果でした。
2024シーズンは、前年度に大きな入れ替わりがあった中で、駒澤大、青学大、日体大という上位3校が安定した強さを見せました。特に駒澤大の完全優勝は印象的で、チームの総合力の高さが際立ちました。来シーズンは、これらのトップチームに対して、他のチームがどのように戦いを挑むのか、大変興味深いシーズンになりそうです…!
1位:東海大学(6勝1敗) 勝ち点:18
2位:専修大学(5勝2敗) 勝ち点:15
3位:一橋大学(5勝2敗) 勝ち点:15
4位:筑波大学(4勝3敗) 勝ち点:12
5位:芝浦工業大学(4勝3敗) 勝ち点:12
6位:国際基督教大学(3勝4敗) 勝ち点:9
7位:拓殖大学(1勝6敗) 勝ち点:3
8位:学習院大学(0勝7敗) 勝ち点:0
1位:明治学院大学(7勝0敗) 勝ち点:21
2位:横浜国立大学(5勝2敗) 勝ち点:15
3位:東京科学大学(4勝3敗) 勝ち点:12
4位:防衛大学校(4勝3敗) 勝ち点:12
5位:上智大学(2勝4敗1分) 勝ち点:7
6位:関東学院大学(2勝4敗1分) 勝ち点:7
7位:東京農工大学(2勝5敗) 勝ち点:6
8位:成城大学(1勝6敗) 勝ち点:3
1位:電気通信大学(6勝0敗) 勝ち点:18
2位:千葉大学(5勝1敗) 勝ち点:15
3位:武蔵大学(4勝2敗) 勝ち点:12
4位:東京経済大学(3勝3敗) 勝ち点:9
5位:大東文化大学(2勝4敗) 勝ち点:6
6位:白鷗大学(1勝5敗) 勝ち点:3
7位:明星大学・東京工科大学(0勝6敗) 勝ち点:0
1位:東京学芸大学(5勝0敗1分) 勝ち点:16
2位:東洋大学(4勝0敗2分) 勝ち点:14
3位:亜細亜大学(4勝1敗1分) 勝ち点:13
4位:東京都立大学(3勝3敗) 勝ち点:9
5位:東京都市大学(2勝4敗) 勝ち点:6
6位:横浜市立大学(1勝5敗) 勝ち点:3
7位:玉川大学(0勝6敗) 勝ち点:0
1位:埼玉大学(5勝0敗) 勝ち点:15
2位:東京国際大学(3勝2敗) 勝ち点:9
3位:東京外国語大学(3勝2敗) 勝ち点:9
4位:千葉商科大学(2勝3敗) 勝ち点:6
5位:立正大学(1勝3敗1分) 勝ち点:4
6位:創価大学(0勝4敗1分) 勝ち点:1
1位:工学院大学(5勝1敗) 勝ち点:15
2位:東京理科大学(5勝1敗) 勝ち点:15
3位:流通経済大学(4勝2敗) 勝ち点:12
4位:獨協大学(3勝3敗) 勝ち点:9
5位:新潟大学(2勝4敗) 勝ち点:6
6位:東京農業大学(2勝4敗) 勝ち点:6
7位:高千穂大学(0勝6敗) 勝ち点:0
1位:立命館大学(6勝1敗) 勝ち点:18
1位(順列2位):関西学院大学(6勝1敗) 勝ち点:18
3位:関西大学(5勝2敗) 勝ち点:15
4位:近畿大学(4勝3敗) 勝ち点:12
5位:神戸大学(4勝3敗) 勝ち点:12
6位:京都大学(2勝5敗) 勝ち点:6
7位:桃山学院大学(1勝6敗) 勝ち点:3 ※降格
8位:大阪大学(0勝7敗) 勝ち点:0 ※降格
※桃山学院大学・大阪大学は入替戦の結果、来季よりDiv.2へ降格
関西Div.1は昨季に続き今季も波乱の1年に!昨シーズンは関西学院大・立命館大・関大の3校が首位で並び、抽選で順位が決定するという異例の展開でしたが、今季は立命館大と関西学院大による優勝争いとなりました。
同率首位となった立命館大と関西学院大は、最終的に直接対決の結果により、立命館大が首位でリーグ優勝を決めました!立命館大は今季、「アニマルリッツ」を彷彿とさせる圧倒的な強さをリーグ戦から見せ、その勢いのまま全日本大学選手権でも勝ち上がり、甲子園ボウル出場権を獲得。法政大と激突した甲子園ボウルでは壮絶なハイスコアリングゲームを制し、9年ぶり9度目の全国優勝を飾りました!
オフェンスは、3年エースQB竹田選手(パスレーティング196.94でリーグ1位)と4年主将エースRB山嵜選手(ラン平均10.2ヤード)の強烈なコンビを軸に、4年エースWR大野選手も要所でビッグレシーブを決め383ヤードを獲得!ラストイヤーでしっかりと存在感を示しました。ディフェンスは、ボールキャリアーを確実に仕留めるハードタックルが持ち味の4年LB大谷選手や、27タックルを記録した3年LB酒井選手を中核に、4年DL野村選手も3サックを奪うなど着実な成長を見せました。
2位の関学大は、ルーキーQB星野選手が先発を務めながらも6勝1敗と安定した強さを見せました。昨シーズンの甲子園ボウル6連覇の実力は健在でしたが、全日本大学選手権で法政大に敗れ、6シーズンぶりの甲子園ボウル出場を逃しました。来シーズンこそ王座奪還を目指します。3位の関大は、リーグ戦序盤で近畿大に敗れたものの、立命館大に競り勝つなど5勝2敗で全日本大学選手権に出場しシーズンを終えました。
関大に勝利し、最後まで全日本大学選手権出場の可能性を残したダークホースの近畿大が昨季の5位から4位に順位を上げ、神戸大も昨季6位から5位に浮上!両校とも4勝3敗という好成績を残し、上位陣との差を縮めています。京都大は昨季4位から6位に後退し、新たにDiv.1に昇格した桃山学院大は7位、大阪大は8位という結果に。入替戦の結果により、桃山学院大と大阪大が降格しDiv.2の同志社大・甲南大が昇格が決定しました。
2024シーズンは、立命館大の優勝により新たな時代の幕開けを予感させる展開となりました。上位3校の実力は拮抗しており、来シーズンも3校による優勝争いが期待されます…!また、近畿大と神戸大という新たな挑戦者の台頭で来シーズンも波乱の予感です!
1位:同志社大学(6勝0敗1分)※昇格
2位:甲南大学(5勝1敗1分)※昇格
3位:京都産業大学(5勝2敗)
4位:龍谷大学(4勝3敗)
4位:大阪公立大学(4勝3敗)
6位:兵庫県立大学(1勝6敗)
6位:大阪体育大学(1勝6敗)※降格
6位:追手門学院大学(1勝6敗)※残留
※追手門学院大は来季もDiv.2に残留。大阪体育大は入替戦の結果、来季よりDiv.3へ降格。
昨シーズン3位で涙を飲んだ同志社大が、今シーズン6勝0敗1分の完全優勝でDiv.1昇格を決めました!橋詰HC体制で、チームは更なる進化を遂げ、リーグ戦で唯一の無敗を記録。主将でありエースQBである4年佐々木選手率いるオフェンスはもちろんですが、特に守備陣が安定感を見せ、リーグ最少失点で相手チームを抑え込みました!
2位には昨季Div.1から降格した甲南大が入り、5勝1敗1分の成績を残し入替戦に勝利!1年でのDiv.1復帰を決めています。攻守のバランスの取れたチーム作りで、同志社大に次ぐ好成績を収めました。3位には大型QB松本選手の活躍もあり、昨シーズン2勝5敗で6位から大きく順位を上げた京都産業大が入りました。
一方、昨シーズンまで3位(順列4位)だった大阪公立大は4勝3敗で4位タイに終わり、龍谷と並びました。昨シーズン5位の大阪体育大は1勝6敗と苦戦を強いられ、6位タイという結果に。入替戦の結果により、来季はDiv.3での挑戦が決まりました。
来シーズンは、Div.2に参戦する桃山学院大・大阪大のDiv.1復帰に向けた執念はもちろん、勢いのある京都産業大のさらなる飛躍など、注目ポイントが非常に多い一年になりそうです。また、Div.1昇格を決めた同志社大は、今季リーグ戦時点からDiv.1のチーム並みの実力をつけてきており、近年のDiv.1を支配している関西学院大、立命館大、関西大の3強に新たな風を吹き込めるか注目が集まります!
1位:大阪産業大学(4勝1敗)
2位:佛教大学(3勝1敗1分)
3位:和歌山大学(3勝2敗)
4位:京都工芸繊維大学(2勝2敗1分)
5位:大阪経済大学(1勝2敗2分)
6位:鳥取大学(0勝4敗)※残留
※鳥取大は入替戦の結果により、Div.3に残留
1位:神戸学院大学(5勝0敗)
2位:大阪教育大学(4勝1敗) ※昇格
3位:滋賀大学(2勝2敗1分)
4位:大阪学院大学(2勝3敗)
5位:徳島大学(1勝3敗1分)
6位:岡山大学(0勝5敗)※残留
※大阪教育大は入替戦の結果により、Div.2へ昇格。岡山大は入替戦の結果により、Div.3に残留。
1位:京都府立大学(4勝0敗)
2位:京都教育大学(3勝1敗)
3位:摂南大学(2勝2敗)
4位:関西外国語大学(1勝3敗)
5位:京都薬科大学(0勝4敗)
1位:兵庫医科大学(4勝1敗)
2位:大阪工業大学(4勝1敗)
3位:阪南大学(3勝2敗)
4位:天理大学(3勝2敗)
5位:流通科学大学(1勝4敗)
6位:大阪電気通信大学(0勝5敗)
以上が昨年の関東・関西リーグの結果でした。2025年シーズンも全日本選手権の方式変更により、関東・関西の垣根を超えた新たな激突が実現する可能性も…!伝統の一戦・甲子園ボウルに、これまでにない熱い展開が期待できそうです。春シーズン開幕まで、待ちきれませんね…!