• コラム
  • 2024.08.03

【大学アメフト】関西Div.1のチームをまとめてみた(2024年最新)

こんにちは!1st down編集部です。

「関西Div.1ってどこが強いの?」「今年の注目選手って誰?」

今回はそんな疑問に答えるため、2024年シーズンに関西Div.1に所属するチームと戦力をご紹介します!

▼目次

    ■関西Div.1大学一覧(8校)

    関西学院大学ファイターズ


    まずは、毎年大学アメフト界で圧倒的な強さを見せる関西学院大学!

    昨季6年連続34回目の優勝で大学日本一に輝き、今季も優勝候補の筆頭として期待がかかります。個々人の能力の高さはもちろんですが、特筆すべきは他チームを寄せ付けない組織力。選手・スタッフ・コーチそれぞれが役割に徹し、抜け目ない組織運営が特徴です。

    オフェンスは、1年時から出場経験を積み大学アメフトでも指折りの実力を持つエースQB星野秀太選手(3年)が先発候補。また、今季よりチームに新加入した星野選手の弟のQB星野太悟選手(1年)も春のオープン戦から出場しており、兄弟で切磋琢磨し今季のオフェンスを牽引します。

    昨季タレントを揃えたWRユニットは、快足で何度もチームを救ったWR衣笠選手やWR鈴木選手など主力級を喪失。しかし昨季チーム内のリーディングレシーバーとして活躍したWR五十嵐選手(3年)や、春は怪我の影響から出場機会の少なかったWR小段選手(2年)が残留し今季の空中戦を牽引します。大産大附属高時代から抜群のスピードとスキルで注目され、今春にも試合出場を果たしたWR片桐選手(1年)のルーキーシーズンにも注目です!

    地上戦は抜群のカットバックが持ち味のRB伊丹選手(4年)とRB澤井選手(4年)のRBデュオと、OLユニットの中で一際素晴らしいブロックを見せるOL近藤選手(4年)らに期待がかかります。

    ディフェンスは、昨季リーグの中でもずば抜けた活躍を見せたDL浅浦選手や、抜群のサイズとスピードでオフェンスを破壊するDLトゥロター選手(現オービック)らを喪失。今季はルーキーイヤーにも関わらずLOSで常に存在感を見せたDL馬久地選手(2年)や、1年ながら春のオープン戦で素晴らしいラッシュを何度も見せたDL田中選手(1年)など、ポテンシャル十分な選手を揃えます。

    また、LBは下級生時からディフェンスを牽引していた不動のエース、LB海﨑選手を喪失。抜群のプレーリードと、素晴らしいボールへの嗅覚でハードタックルを決める主将のLB永井選手(4年)が新たな司令塔に。セカンダリーには昨季リーグでインターセプト王になったDB中野選手(4年)や長い手足と、リーグトップクラスの身体能力でU20世界選手権でも活躍を見せたDB東田選手(3年)らの怪物コンビがユニットを牽引します。

    ■2023年秋季リーグ戦 :6勝1敗(1位)※抽選
    ■甲子園ボウル:○関西学院大学 61-21 法政大学●
    チームHP
    選手一覧

    立命館大学パンサーズ


    毎年屈指のアスリートを攻守に揃える西の名門、立命館大学!秋のリーグ戦では因縁のライバル、関学大に惜しくも敗北。関学大/立命大/関西大の同率優勝によって抽選の結果、順列は2位に。今季こそ全勝を狙い、関西Dvi.1の王座奪還を狙います。

    オフェンスは昨季先発のエースQB竹田選手(3年)が今季も司令塔に。昨季よりも精度の高いクォーターバッキングを含め、さらなる成長に期待がかかります。バックアップQBの経験不足が否めないことが唯一の懸念点になりそうです。

    RBユニットは昨季関西Div.1のリーディングラッシャーとなり、大学アメフトでNo.1 RBと呼び声高い主将RB山嵜選手(4年)が今季もエースに。下級生時からコツコツと積み重ねてきたトレーニングで、1人のタックルでは倒れないパワーと、一線を抜けた後の爆発力のある走りが持ち味。また、抜群のボディバランスと高いデイライト能力で山嵜選手とローテーションで出場し、度々ロングゲインを見せたRB簑部選手(2年)のさらなる活躍にも期待がかかります。

    パスのメインターゲットは1対1に絶対的な自信を持ち、要所で試合の流れを変えるキャッチを見せるWR大野選手(4年)!今季こそエースWRとしてビッグゲームを勝ち切る原動力となれるか。

    立命館大が誇る獰猛なディフェンスはそれぞれのポジションで昨季先発選手を喪失。昨季QBサックを複数回決めていたDL島岡選手とDL野村選手の3年生コンビを初め、インターセプトでリーグ2位の実力を持つDB宮本選手(4年)や今季のLBユニットでも一際運動能力の高いLB大谷選手(4年)に注目です!

    ■2023年秋季リーグ戦 戦績:6勝1敗(2位)※抽選
    チームHP
    選手一覧

    関西大学カイザース


    昨季学生王者である関西学院大を撃破し優勝まで王手をかけるも、抽選で順列3位となった関西大。今季こそ関西Div.1を優勝し、甲子園ボウル出場を狙います!

    オフェンスは、不動のエースQB兼今季の主将である須田選手(4年)がついにラストイヤー。下級生時から幾度となくビッグゲームを経験し、主将としてもオフェンスの指揮官としても集大成の1年に。昨季米国での挑戦で、チームを長期離脱していた大学No.1レシーバーとも呼び声高いWR溝口選手(4年)がチームに帰還!須田選手とのホットライン復活が期待されます。副将WR岡本選手(4年)らもロスターに名を連ね、どこまで溝口選手に的を絞らせないかがパスオフェンスの鍵になりそうです。

    また、RBには抜群のスピードで相手ディフェンスに脅威を与え続けるRB阪下選手(4年)と、高いデイライト能力で要所で素晴らしいゲインを見せるRB山嵜選手(3年)のRBデュオに注目です!

    ディフェンスはフロントの先発選手に喪失者が多く、副将DL森本選手(4年)をはじめ新たな中核選手の台頭が期待されます。反対にDBユニットはDB寺田選手(4年)やDB松井選手(4年)など、経験豊富な選手が多く残留し、安定したパスディフェンスに期待が持てる陣容です。

    また、スペシャルチームには安定感のある長身K中井選手(3年)が残留。毎年素晴らしいクオリティを誇る関西大のキッキングチームを牽引します。

    ■2023年秋季リーグ戦 戦績:6勝1敗(3位)※抽選
    チームHP
    選手一覧

    京都大学ギャングスターズ


    富士通フロンティアーズを長く率いた藤田HCの就任2年目で、今季さらなる飛躍が期待される国立大の名門、京都大学!

    オフェンスは大学アメフト界を代表する怪物QB泉選手を喪失。新たな司令塔としてクイックパスに強みを持ち、今春に経験を積んだ浦田選手(3年)が先発候補に。WRユニットには昨季リーグ2位のレシービング回数を記録し、Div.1のベストイレブンにも選出されたWR上田選手(4年)や、下級生ながら泉選手とホットラインを築き上げたWR阿部選手(3年)が残留し、浦田選手を支えます。

    また、地上戦は昨季ローテーション出場していたRB長田選手(3年)や、今春に快足で良いゲインを見せたRB小林選手(4年)らが牽引します。

    ディフェンスは昨季先発選手を多く喪失し、再建の1年に。要所でQBサックを決めていたLB石田選手(3年)や、インターセプトを記録したLB柿原選手(4年)を揃えるLBユニットに期待がかかります。DLは富士通フロンティアーズに入団したDL渋谷選手をはじめ主力選手が卒業し、新たなエースの台頭に期待がかかります。

    ■2023年秋季リーグ戦 :4勝3敗(4位)
    チームHP
    選手一覧

    近畿大学ビッグブルー


    今季上位陣へのアップセットを狙う関西Div.1のダークホース、近畿大学!

    オフェンスは経験豊富なQB勝見選手(4年)と、昨季1年生ながらDiv.1の舞台で堂々としたクォーターバッキングが印象的だったQB小林選手(2年)の先発争いに注目。昨季のスタッツやレーティングはほぼ互角のため、今春のオープン戦と夏の期間でどこまで成長を見せることができるかが鍵になりそうです。

    RBは昨季泥臭く力強い走りでチームを支えたRB清水選手(4年)や、爆発力のある走りが魅力のRB島田選手(4年)、U20世界選手権に選抜されたRB後藤選手(2年)などロスター層の厚さは十分。今春に世界選手権で米国撃破の立役者となったOLの一員であったOL笠嶋選手(3年)が地上戦の注目株。

    パスオフェンスは昨季チームのリーディングレシーバーとして活躍したWR梅本選手を喪失。未経験ながら、抜群の運動能力で素晴らしいキャッチを幾度と見せたWR坂本選手(4年)が新たなエース候補に。

    ディフェンスは、U20世界選手権に選抜されたDL中山選手(2年)、LB中西選手(2年)をはじめ強烈なパスラッシュが魅力のDL原田選手(4年)や、昨季3QBサックを決めたLB久門選手など試合経験を豊富に積むフロント陣に今季も注目が集まります。

    また、セカンダリーは昨季主将のDB二宮選手をはじめ、先発クラスを多く喪失。昨季先発のDB藤田選手(4年)をはじめ、若手の台頭に期待がかかります。

    ■2023年秋季リーグ戦 戦績:3勝4敗(4位)
    チームHP
    選手一覧

    神戸大学レイバンズ


    学生主体でDiv.1制覇を目指す西の国立大学の雄、神戸大学!毎年未経験選手が多いものの、高い組織力でDiv.1に定着しており、今季こそ上位陣へ食い込みたいところ!

    オフェンスは昨季から要所で素晴らしいパスを決めていたQB榮選手(4年)が先発候補。持ち味の冷静さと精度の高いパスで今季ビッグゲームを勝ち切る原動力となれるか、ラストイヤーに注目が集まります。

    地上戦では昨季リーグ6位のラッシング記録を持つRB田中選手(4年)や、チーム随一のスピードとパワーでリターナーも兼任するベストアスリートRB長尾選手(4年)の圧倒的な走りに期待がかかります。また、空中戦は快足が持ち味のWR岡田選手(4年)と、クレバーなプレーが持ち味のWR森原選手(4年)が中核を担います。

    ディフェンスには抜群のフィジカルとスピードで常に相手オフェンスにプレッシャーを与える主将DL丸尾選手(4年)を筆頭に、安定感のあるタックルとプレーリードの早さが魅力のLB田中選手(3年)などのフロント陣に今季も注目。また、安定感のあるパスカバーが魅力のDB浅木選手(4年)や、アグレッシブなプレーが持ち味のDB畔柳選手(4年)などセカンダリー陣の活躍に期待です。

    ■2023年秋季リーグ戦 戦績:2勝5敗(6位)
    チームHP
    選手一覧

    大阪大学トライデンツ


    ※今季よりDiv.1昇格

    神戸大、京大に続く国立大の新たな注目校の大阪大!昨季甲南大との熾烈な入替戦を見事制し、38年ぶりにDiv.1昇格を決めました。

    オフェンスは、昇格の原動力となったエースQB髙田選手を卒業により喪失。今季は高槻高出身で安定感のあるクォーターバッキングが魅力のQB立石選手(2年)と走力に自信を持つQB難波選手(3年)の2人が先発候補に。新たなQB陣を支えるWRユニットは昨秋の同志社戦でタッチダウンレシーブを決めたWR朝木選手(4年)やTE坂和選手(3年)がエース候補として名乗りを上げます。

    毎年安定感があり、ターンオーバーを量産するディフェンスは、中核選手だった昨季主将LB名倉選手をはじめ数名を喪失したものの、昨季凄まじいラッシュをかけていたDLウルジーデルゲル選手(3年)をはじめ、経験豊富なLB松川選手(3年)などポテンシャルは十分。Div.1の強力オフェンスをどこまで抑えることができるのか、非常に楽しみです!

    チームHP
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    桃山学院大学サンダーリングリージョンライオンズ


    ※今季よりDiv.1昇格

    昨季僅差の試合を勝ちきり、順列1位でリーグ戦を終え3年ぶりのDiv.1昇格を決めた桃山学院大学!Div.1定着に向けた1年目として期待がかかります。

    オフェンスは、エースQB木村選手を喪失し新たな司令塔の台頭が期待されます。先発候補として名乗りを上げるのはQB山口選手(2年)とQB井上選手(3年)。QBの世代交代の影響で今季より期待がかかる地上戦は、昨季から素晴らしい走りを何度も見せている副将エースRB森選手(4年)と、粘り強いブロックが強みの同じく副将OL松本選手(4年)とOL仲田選手(4年)に注目!

    ディフェンスは下級生時から小柄ながら中心選手として活躍する主将LB岡田選手のラストイヤーに注目です!また、183cm109kgと抜群のフィジカルを持つ長身DL大島選手(3年)など下級生にもタレントを揃え、強力なDiv.1のオフェンスと対峙する準備は万端です!

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    以上が今シーズン関西Div.1の紹介でした。今季も激戦が予想される関西Div.1、ぜひ注目下さい!

     

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