• コラム
  • 2023.05.13

【大学アメフト】関東1部TOP8のチームをまとめてみた(2023年最新)

こんにちは!1st down編集部です。

「関東の1部TOP8ってどこが強いの?」「今年の注目選手って誰?」

今回はそんな疑問に答えるため、2023年シーズンに関東1部TOP8に所属するチームと戦力をご紹介します!

▼目次

    ■関東1部TOP8大学一覧

    早稲田大学ビッグベアーズ


    まずは昨年度関東王者、早稲田大学!

    昨季はライバルである法政大学との直接対決を30-18で制し、3年ぶり7度目の関東優勝を決めました。甲子園ボウルでは創部史上初の日本一を狙い、関西学院大と激突するもに34-17で敗戦。もう一度甲子園の地に辿り着き、昨季の悔しさを晴らすことが出来るか!

    オフェンスは、昨年チームを甲子園ボウルまで導いた4年生QB國元選手が残留することが何よりの明るい材料。パスに非凡な能力を持ち、今季も安定感のあるクォーターバッキングでチームに勢いを与えることができるか。RBにはパワーとスピードどちらも兼ね備え、昨季56回570yds7TDと大活躍したエース花宮選手と安定感のある安村選手の4年生RBデュオに注目!OLは3年生OL飯田選手一人を除き先発選手を卒業により多く喪失。春シーズンでの新戦力の台頭に要注目です。

    パスオフェンスでは、昨季要所でチームを救うキャッチを何度も決め、17回192yds獲得の4年生WR上野選手がメインターゲットに。エースQB國元選手とともに今季も空中戦の中核を担います。

    ディフェンスはDL/LB/DBのいずれのユニットも昨季先発クラスを喪失し、再建の1年に。中でも4年生LB堀田選手や4年生DB鈴木選手に期待がかかります。キッキングチームにはリーグ随一の決定力を持つ4年生K曽木選手が残留。今季も安定感のあるキックでチームを支えます。

    ■2022年秋季リーグ戦 一次リーグAブロック戦績:40敗(1位)
    ■2022年秋季リーグ戦 二次上位リーグ戦績:3勝0敗(1位)
    全日本大学選手権:早稲田大学 31-0 東北大学
    甲子園ボウル:早稲田大学 17-34 関西学院大学
    チームHP
    選手一覧

    法政大学オレンジ


    関東王座奪還を狙う法政大学!

    昨季は早稲田大との1位決定戦で前半リードで折り返すも、後半に猛追され1歩及ばず敗戦。今季リベンジが期待されます。

    オフェンスは下級生時からチームを率いたエースQB平井選手が卒業。4年生QB大橋選手と3年生QB谷口選手の先発争いに注目が集まります。

    RBはリーグNo.1RBと呼び声高かったエースの星野選手(現東京ガス)を喪失するも、戦力ダウンを感じさせないほどにタレントを揃えます。特に4年生RB新井選手は星野選手に劣らないスピードと力強い走りが持ち味。また159cm 61kgと小柄ながらチーム随一の快足を誇る2年生RB小松選手など、相手ディフェンスに脅威を与える選手が多く残留。

    またOLユニットは昨季の先発クラスを卒業により多く喪失したものの、186cm 123kgの4年生岡野選手や185cm 122kgの4年生吉原選手など、サイズ・機動力共に高い水準を持つ選手が揃い、ポテンシャルは十分。秋までにブロッキングの精度やユニットの完成度をどこまで高められるかが地上戦の鍵になりそうです。

    WRは主将の滝沢選手を含め、ルーキーイヤーから素晴らしい活躍を見せた2年生WR高津佐選手、小柄ながら安定感のあるキャッチが強みの4年生WR白井選手らが残留。パスのメインターゲットとして名乗りを上げます。

    ディフェンスは、昨年まで中核を担ったLB山田選手(現富士通)が卒業。今季は抜群の運動能力と広い守備範囲が強みの4年生LB鵜澤選手や4年生LB川村選手らが法政ディフェンスを牽引します。

    DLには昨年QBサックを量産した4年生秋山選手を始め、川出選手・山田選手の3年生コンビに期待がかかります。DBには昨季3インターセプトを決めた4年生DB長島選手が残留。また、長い手足と高い運動能力で常にターンオーバーを狙う3年生DB南雲選手にも注目です。

    また、安定したフィールドゴールが売りである3年生キッカー露峰選手が要所でポイントゲッターになりそうです。

    ■2022年秋季リーグ戦 一次Bブロック戦績:40敗(1位)
    ■2022年秋季リーグ戦 二次上位リーグ戦績:2勝1敗(2位)

    チームHP

    選手一覧

    明治大学グリフィンズ


    関東王者の座を虎視眈々と狙う、明治大学!昨季4勝3敗でリーグ3位となり、早稲田・法政を脅かす存在になっています。

    オフェンスは昨季まで先発を務めたQB吉田選手を卒業により喪失し、2年生QB新楽選手が先発候補として名乗りを上げます。各ポジションに喪失者が多く、リーグでも指折りの実力を持つエースRB廣長選手を中心に今年のオフェンスは再建の1年になりそうです。

    ディフェンスは昨季から喪失選手が少なく、能力の高いタレントを揃えていることが明るい材料。常にLOSで存在感を見せる4年生DL岩熊選手、3年生DL守屋選手を始め、長い手足とスピードのあるパスラッシュで相手オフェンスに脅威を与える4年生DL櫛谷選手に今季も期待がかかります。

    また2線目以降にも1年時から抜群の運動能力で素晴らしいパフォーマンスを見せる3年生LB深尾選手、経験豊富かつ安定感のあるパスディフェンスが強みの4年生DB大澤選手らを揃え完成度の高いディフェンスに要注目です。

    スペシャルチームには昨季からFGリーグトップの成功率を誇る3年生K近藤選手が残留。今季もチームを救うキックを決めることができるか。

    ■2022年秋季リーグ戦 1次リーグBブロック戦績:2勝2敗(2位)
    ■2022年秋季リーグ戦 二次上位リーグ戦績:2勝1敗(3位)

    チームHP
    選手一覧

    中央大学ラクーンズ


    昨季TOP8二次上位リーグに進出するも惜しくもリーグ4位となった中央大学。今季こそ早稲田・法政など上位陣へのアップセットを狙います。

    オフェンスは、昨季までチームを牽引した4年生QB西澤選手を卒業により喪失。佼成学園出身の4年生QB小林選手や2年生QB米山選手など、まずは先発QB争いに注目が集まります。また、リーグ随一の強力なOLユニットにも昨季先発選手が多く残り、爆発力のある走りが魅力の4年生RB北原選手をはじめとした素晴らしいRBが繰り広げるグラウンドアタックにも期待がかかります!

    WRユニットは1年生時からチームを救うキャッチを何度も決め、既に関東の中でも指折りの実力を持つ2年生WR松岡選手に今シーズンも期待がかかります。新先発QBとのコンビネーションを春シーズンを経てどれだけ高められるかが鍵になりそうです。

    ディフェンスは、全ユニット共に喪失者が少なくDLは昨季チームトップのQBサックを決めた4年生DL西村選手や、高校時代にクリスマスボウル優勝の経験を持つ2年生長身DL佐々木選手に注目。LBは昨季から先発経験のある4年生井上選手や2年生山岸選手、DB陣は粘り強いカバーでパスディフェンスに定評のあった出木岡選手(現otonari)を喪失するものの、4年生DB村上選手など経験豊富な選手を多く揃えます。

    ■2022年秋季リーグ戦 1次リーグAブロック戦績:2勝2敗(2位)
    ■2022年秋季リーグ戦 二次上位リーグ戦績:1勝2敗(4位)

    チームHP
    選手一覧

    立教大学ラッシャーズ


    大学アメフト伝統のルーツ校、立教大学!今季Xリーグの強豪オービックシーガルズでDCを務めていた古庄氏を招きTOP8のダークホースとなるか、注目チームの一つです!

    オフェンスは、下級生時からチームを牽引し続けているエース4年生QB宅和選手が残留することが一番明るい材料。パスだけでなく走力にも自信を持ちモバイルQBとして、今季もチームを勝利に導くことができるか。

    RBはエースの岩月選手(現パナソニック)を卒業により喪失するも、昨季からローテーションで出場していた3年生RB星野選手が後継者候補。パスはクレバーなキャッチが持ち味の4年生WR神津選手がメインターゲットに。

    ディフェンスは、下級生時からロスタックルを量産する4年生DL川口選手とスピードのあるパスラッシュが強みの4年生DL玉川選手に注目。DBはボールへの素晴らしい嗅覚を持つ4年生DB曽我部選手と3年生DB金子選手に期待がかかります!

    ■2022年秋季リーグ戦 1次リーグBブロック戦績:2勝2敗(3位)
    ■2022年秋季リーグ戦 二次上位リーグ戦績:1勝2敗(5位)

    チームHP
    選手一覧

    東京大学ウォリアーズ


    近年着実に実力をつけている国立大学の雄、東京大学!
    昨季は開幕戦の中央大戦で試合終了間近に逆転TDを決め、勝利を掴み取りました。TOP8所属5年目の今季、更に飛躍することができるか。

    毎年アメフト経験者が少ないものの、攻守蹴すべてのユニットの完成度が高く、組織力が高いチームです。

    オフェンスはエース4年生QB曽原選手と、185cm96kgの体格を生かしたパワフルなランが持ち味のFB伊佐治選手に今季も期待がかかります。昨季同様フレックスボーン体型からゴリゴリとランプレーで相手ディフェンスを攻略するためにもOLユニットの完成度が今季も鍵に。1試合を通してパスプレーは非常に少なかったものの、第1節中央大戦で要所で素晴らしいキャッチを見せた3年生WR光吉選手にも注目…!

    ディフェンスは無駄のない動きでボールキャリアを確実に仕留め、パスプレーでは確実なカバーでインターセプトを決め、中核選手として活躍する3年生LB江原選手に期待がかかります。また、DLは先発選手を何名か喪失したものの、クレバーなプレーでロスタックルやQBにプレッシャーを与え続けた4年生DL髙野選手の覚醒が鍵になりそうです。DBは先発選手が大きく入れ替わることが予想され、再建の1年に。

    ■2022年秋季リーグ戦 1次リーグBブロック戦績:2勝2敗(3位)
    ■2022年秋季リーグ戦 二次上位リーグ戦績:0勝3敗(6位)

    チームHP
    選手一覧

    日本大学フェニックス


    赤い不死鳥、日本大学!今季HCに前関大OCの武田真一氏が就任し、チームの再建が期待されます。

    オフェンスは、3年生QB金澤選手が昨季に引き続き先発候補に。OLは昨季から先発している4年生OL福田選手や4年生OL斉藤選手がユニットを牽引するものの、春シーズンを通してブロッキングの完成度をどれだけ高められるかが鍵になりそうです。

    RBはパワフルなランが持ち味の4年生RB和田選手と2年生RBの伊藤選手に期待がかかります。空中戦では昨季長身を生かして何度もビッグキャッチを決めた4年生WR西山選手がエースとして名乗りを上げ、QB金澤選手とのホットラインに今季も注目が集まります。

    ディフェンスは、長身を活かしたプレーが持ち味の3年生DL田村選手と3年生DL鱧谷選手に注目。またLBは昨季までのエースLB安東選手と中西選手を卒業により喪失し、新戦力の台頭が必要に。

    ■2022年秋季リーグ戦 1次リーグBブロック戦績:1勝3敗(5位)
    ■2022年秋季リーグ戦 二次チャレンジリーグ戦績:3勝0敗(7位)

    チームHP
    選手一覧

    慶應義塾大学ユニコーンズ


    昨季復帰1年目にして3勝を掴み取るも、リーグ8位となった慶應義塾大学。

    オフェンスは、安定したパスが魅力の4年生QB相馬選手が今季も先発候補。エースWR近藤選手とWR加藤選手の4年生コンビとともにパスオフェンスを牽引します。

    ディフェンスは、ボールへの嗅覚が素晴らしい3年生DB丹羽選手を始め、昨季先発経験のある4年生LB松尾選手に注目。TOP8の強力な攻撃をしっかりと抑え込めるか!

    ■2022年秋季リーグ戦 1次リーグBブロック戦績:1勝3敗(4位)
    ■2022年秋季リーグ戦 二次チャレンジリーグ戦績:2勝1敗(8位)

    チームHP
    選手一覧

    以上が今シーズンTOP8の紹介でした。早くも春シーズンが楽しみで仕方ありません!!!

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