• コラム
  • 2023.04.10

【アメフト】日本代表についてまとめてみた

こんにちは!1st down編集部です。

先日行われた「JAPAN U.S DREAM BOWL」ではあと一歩のところまでアイビーリーグ選抜を追い詰めたアメフト日本代表。野球に続きアメリカやカナダなど、強豪国と肩を並べていつか越えてほしい...!

そこで、今回は日本のアメフトの始まりとともにこれまでの日本代表の取り組みを振り返りますよ〜!

▼目次

    ■ 国内アメフトのはじまり


    国内アメフトの歴史のはじまりは1934年。立教大学、明治大学、早稲田大学にアメフトチーム が開設され、この3大学による学生選抜チームと外国人選抜チームの間で日本で初めての試合が行われました( その3校は日本アメフトのルーツ校呼ばれ、今でも関東1部TOP8の上位で強さを見せています)。

    立教大学アメフト部HP
    ■早稲田大学アメフト部HP
    ■明治大学アメフト部HP

    また、世界大戦とともに日本のアメフトは一時中断するも、1947年に第1回甲子園ボウル、翌年1948年には第1回ライスボウルと、2023年現在も続くボウルゲームが開催されました。時は経ち、1985年に日本社会人協会が発足し、2年後の1987年にジャパンXボウルの前身となる東京スーパーボウルが開催されました。その翌年にはアメリカのプロチームを招聘してNFLアメリカンボウルを開催。そして、ついに1996年にXリーグが誕生…!

    ■ アメフト日本代表の歴史


    日本代表チームは、前述した1934年に立教大学・早稲田大学・明治大学の選抜選手から発足。初めての国際試合は、1975年に米国の大学トッププレイヤー達を招聘して行われた第1回ジャパンボウルでした。そこから1999年と2003年に開催された世界選手権では日本代表が2大会連続優勝を決める快挙!世界に日本のアメフトの強さを見せた瞬間でした。

    しかし、2007年に開催された第3回世界選手権からアメフトの本国であるアメリカが初参戦。日本とアメリカは決勝戦で激突し、23-20で惜しくも敗北。初参戦のアメリカが初優勝を飾りました。

    2011年に開催された第4回世界選手権では前回王者アメリカに加えてカナダが初出場。日本代表は予選リーグでオーストリア・フランスに快勝し、カナダとの一戦に臨むも31-27で惜しくも敗北。その後日本はメキシコとの3位決定戦に出場し、試合残り8秒でメキシコに同点FGのチャンスを与えピンチを迎えるも日本代表DL紀平選手の値千金のブロックで17-14で勝利し、銅メダル(3位)を獲得!決勝は2大会連続優勝を狙うアメリカと初優勝を狙うカナダとの一戦が行われるも、アメリカが圧倒的な強さを見せつけ50-7で勝利。2大会連続でアメリカが優勝を決めました…!

    2015年にアメリカのオハイオ州キャントンで開催された第5回大会では、日本代表は前大会同様にメキシコを下し、アメリカと予選・決勝それぞれで対戦するも2戦とも敗北。しかし前回大会より順位を一つ上げ準優勝で幕を閉じました。

    フル代表以外にもU-19世界選手権が2009年と2012年に開催され、どちらもカナダに決勝進出を阻まれ3位の結果となっています。U-19選手権はその後2年毎に開催され、2014年のクウェート大会ではメキシコと引き分け5位。2016年のハルビン大会と2018年のメキシコ大会ではメキシコに敗北を喫し、惜しくもメダル獲得はならず。

    ★2018年の日本代表vsメキシコ代表の一戦はこちらから!

    また、2014年には第1回大学世界選手権が開催。日本代表はフィンランド・中国・スウェーデンを圧倒するもメキシコに8点差で敗北し、銀メダルを獲得。2016年開催の第2回大会と2018年開催の第3回大会ではアメリカに善戦するも、あと一歩届かず3位に。第3回大会では着実に実力をつけたメキシコがアメリカを撃破し金メダルを獲得しました!(メキシコの急成長や勢いがものすごい…!)

    フル代表は2015年の世界選手権以降、なかなか国際試合の機会がありませんでしたが2020年にアメリカのThe Spring League(TSL)選抜と対戦。TSL選抜にはNFLのタイタンズで活躍したQBザック・メッテンバーガーなど、実績のある選手が多く参加。日本代表主将の近江選手のタッチダウンや、RB藤本選手の力強いタッチダウンランなどで日本代表は善戦するも、36対16で敗北。アメリカの壁の高さを改めて感じた試合となりました。

     

    また、2023年にはアメリカの大学アイビーリーグ選抜とのJAPAN U.S. DREAM BOWLが開催!Xリーグに所属する外国人選手を含め、日本の総力を上げて迎え撃つも20-24で4点差で惜敗。大変悔しい結果になりました。

    ■ メキシコもアメフトが盛ん!?


    フル代表やU-19世界選手権などでも着実に勝ち星を重ねているメキシコ。実はアメフトが非常に盛んな国の一つであり、歴史は比較的浅いものの、急速に発展しています。

    現在、メキシコには2016年に創設されたプロリーグであるLFA(Liga de Fútbol Americano Profesional)が存在し、現在では10チームが参加しています。LFAの試合は、テレビ中継もされており、多くのファンから支持されています。メキシコのアメフトは独自の発展を遂げており、抜群の身体能力を持った選手が多くプレーしているだけでなく、熱意やパッションも備えており、その姿勢は多くのファンから支持されています。

    またLFAのようなプロリーグだけでなく、大学や高校レベルでも盛んにアメフトが普及。特に、国立自治大学(UNAM)のアメフトチームであるPumas CUは、非常に強いチームとして知られています。今後も本国アメリカを脅かす存在として注目ですよ〜!

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