• コラム
  • 2023.02.25

【解説】アメフトの基本ルールとポジションをまとめてみた

こんにちは!1st down編集部です。

今回は「これからアメフトを始めたい!」「これからアメフトを見たい!」という方に向けて、これまで公開してきたゼロアメの記事内から絶対に抑えておきたい基本ルールとポジションをご紹介します。

アメフトは他のスポーツと比べるとルールが複雑に見えますが、しっかりとポイントを抑えることが出来れば全然難しくないんです…!それではいってみましょう!

▼目次

    ■ これだけは知っておきたい!アメフトの基本ルール


    ①アメフトは「11対11」で戦うスポーツ

    アメフトは攻撃陣(オフェンス)と守備陣(ディフェンス)が完全に分かれており、攻守交代の度にそれぞれのメンバーを入れ替えながら試合を進めます。人数はサッカーと同じですが、攻撃と守備を同時に行うサッカーに対して、アメフトは野球のように攻守交代が頻繁に起こることが特徴です!

    ②アメフトの試合時間は15分×4Q(クォーター)

    日本のアメフトの場合は12分×4Qが多いのですが、アメフトの本場アメリカでは15分×4Qが基本となります。「クォーター」というのは試合時間の4分の1のことを意味します。第1Qから第4Qで分けられ、第2Qが終わった時点でハーフタイム(休憩)を挟みます。つまり前半2Q、後半2Qで試合が行われるということです!ここはバスケと似ていますね。

    ③攻撃の際に目指すのはエンドゾーンにボールを運ぶ「タッチダウン」

    ランプレーやパスプレーでボールを前に進め、最終的にエンドゾーンにボールを持ち込むとタッチダウンで6点が加算されます!タッチダウン後には「トライフォーポイント」と呼ばれるおまけの得点を獲得するためのプレーが可能。そこでキックを決めると1点、もう一度プレーでタッチダウンすると2点を獲得!攻撃側はエンドゾーンまで到達するため前進していくのに対し、守備側はそれを食い止めようとタックルをします!

    ④超重要ルール!「down(ダウン)」とは

    アメフトは野球と同じように攻守が分かれており、攻撃権を得たチームに4回プレーする権利が与えられます。この4回攻撃する権利の1つ1つのプレーを、「ダウン」と呼びます。攻撃は4回のプレー(=4つのダウン)内で合計10ヤード(約9m)を進めることにより、次の攻撃権を獲得できます。もし10ヤード前進出来なければ攻守交代となります。

    つまり4回のプレーの間に10ヤード以上進むことで、新たに4回の攻撃権(1st down)を獲得できます!これを繰り返して得点の入るエンドゾーンを目指すスポーツがアメフトです。まさに陣取り合戦ですね。これがアメフトの基本的なルールとなります。

    ダウンの詳細な解説はこちらから!↓
    知識ゼロから!アメフトを語ろう vol.0 1st downって何? | 1st down

    ここまでアメフトの基本ルールを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?最初は上記4つのポイントだけを抑えて、それ以外の細かいルールや反則は気にせず観戦いただくことをオススメします!(中の人も未だに理解できていないルールがたくさん有ります…)

    ■ これだけは知っておきたい!アメフトのポジション


    ■ 攻撃(オフェンス)

    ①QB(クォーターバック):【オフェンスの司令塔】
    アメフトで一番の「花形ポジション」と言われるQB。オフェンスは常にQBを起点にしてプレーが始まります。ランプレーではRBに正確にボールを渡し、パスプレーではWRと息のあったコンビネーションで正確無比なパスを投げます。
    ②OL(オフェンスライン):【チームの大黒柱】
    オフェンスが得点するうえで原動力となるアツいポジション!ランプレーではRBが走る走路を開けるために相手を押し込み、パスプレーではディフェンスの激しいラッシュを食い止めQBが投げる時間を確保します。強いチームはオフェンスラインが安定して強いそう…!
    ③RB(ランニングバック):
    【地上戦のエース】
    RBという名前の通り、ランプレーの主役となるポジションです!スピードで相手を翻弄するタイプや、パワーでディフェンスを突破するタイプなど、多種多様な個性を持った選手が集います。プレーによってはパスを捕ることもあるんです!
    ④WR(ワイドレシーバー):
    【空中戦のエキスパート】
    空中戦で活躍する2つのポジション。フィールドを駆け回るスピードとキャッチ力はチーム随一!QBからのパスを捕ることが主な役割。確実なキャッチが必要な事はもちろんですが、ディフェンスを振り切るスピードやジャンプ力、正確なパスコースを走る能力も必要となります。
    TE(タイトエンド):【オフェンスのオールラウンダー】
    ランプレーとパスプレーをこなす何でも屋。ランプレーの際はOLと連携し力強いブロックで走路を開き、パスプレーの際はWRと同じパスターゲットとしてキャッチもこなします!

    ■ 守備(ディフェンス)

    ①DL(ディフェンスライン):【最前線で迎え撃つ戦士】
    相手OLのブロックを打ち破り、攻撃を最前線で相手と止めるポジション!DT(ディフェンスタックル)とDE(ディフェンスエンド)で構成され、体の大きさはもちろん強靭なパワーとスピードが求められます。
    ②LB(ラインバッカー):【ディフェンスの司令塔】
    ディフェンスの中心となる非常に重要なポジション。ILB(インサイドラインバッカー)とOLB(アウトサイドラインバッカー)から構成され、RBやOLとの1対1を制する技量とディフェンス全体を正確にコントロールする判断力とIQが求められます。
    ③DB(ディフェンスバック):【最後尾の守護神】
    WRとマッチアップし、オフェンスのパスプレーを封じ込めるCB(コーナーバック)と、フィールド全体の状況を把握しながらディフェンスの最後の砦として構えるSF(セーフティ)から構成されます。相手のWRに競り勝つため高い身体能力が必要になります。

    ■ キッキング

    ①K・P(キッカー・パンター):【勝敗を左右するキックのスペシャリスト】
    キックプレー時に登場するポジション。試合での出場回数は少ないですが、勝敗を分ける場面等、重要な局面での登場が多く、強靭なメンタルと正確無比なキックが求められます!
    ②SNP・H(スナッパー・ホルダー):【キッカーとパンターを支える職人】
    スナッパーとホルダーはどんな状況でも100点のプレーが求められる職人気質なポジション。スナップが少しずれるだけでもパンターやキッカーに与える影響は大きく、あまり目立たないポジションであるものの、得点の鍵を握る非常に重要なポジションなんです…!

    ここまで攻守蹴とポジションをご紹介してきましたが、自分に合いそうなポジションや好きなポジションは見つかりましたか?
    どのポジションも刺激的かつ魅力的なので、ぜひNFLや国内のアメフトを見てみてくださいね!

    この記事をシェア