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  • 2023.03.01

ESの書き方 -自己PR編-

こんにちは!
1st down 編集部です。

こちらの記事では、自己PRにおける書き方とテクニックについてレクチャーします!
基本的には皆さんが自己分析をある程度完了している程で内容を構成しており、後半は良い例と悪い例に沿って、具体的にご説明いたします。

自己分析に不安がある方や、もっと深く分析したい方はフィードバック付きの適性検査も行うことができるのでカウンセリングを是非受けてみてください!

それではいってみましょう!

▼目次

    ■ 自己PR書き方


    前回「ESの書き方 -基礎編-」において説明したPREP法になぞって説明します。自己PRとがくちかに関しては内容を入れ替えて書くことができるので、そのテクニックについては「ESの書き方 -ガクチカ編-」にてご説明いたします。

    <P・・・結論>(全体の10%程度)
    ●質問に対して端的に答える
    文章の入りは、いかに簡潔にわかりやすく書くかが重要なポイントになります。この一文で読みづらいと思われてしまうと、後ろにいいことが書いてあったとしても悪い印象になり、落選する可能性があります。まずは質問に対して端的に回答しましょう。

    【例】
    あなたの強みを教えてください→私の強みは〇〇です。
    このようにストレートに書くことで読み手にも読みやすくなります。

    ※質問に対してオウム返しせずに結論だけ書く書き方もあります。
    例:あなたの強みを教えてください→〇〇です。
    このように書くことで文字数の削減を行うことができます。

     

    R・・・理由・きっかけ・課題>(全体の20%程度)
    ●冒頭の結論に対し「なぜそういう強みを得たのか」、「きっかけは何だったのか」など、背景や理由を書く皆さんの強みは様々だと思いますが、取り組むきっかけや課題があることで読み手も納得しやすくなります。

    【例】
    P 強みは誰よりも努力できることです。
    R 日本一を目指す部活動の中で誰よりも練習してきました。なぜなら未経験で入部したため周りとの差を感じたからです。レギュラーになるために以下3点を行いました。

    このようになぜ取り組んできたのか、具体的な背景を端的に記載しましょう。課題を記載できるとより読みやすくなります。

     

    <E・・・具体的行動>(全体の50%程度)
    ●強みを発揮した(獲得した)エピソードを書く

    文章の中で一番重要なポイントになります。強みが現れた行動が具体的に書かれていないと、文章としての信ぴょう性が低くなります。体育会学生の方は、「自分がうまくなるためにやってきたことだからそんなにアピールできない」と考えがちです。

    皆さんが考えて努力してきたことは、企業にとって大変魅力的なことであることを理解して、自分の行動を整理するようにしましょう。

    ●具体的なエピソードでは、期間や単位など具体的にわかりやすい数字を入れる
    数字を入れることで具体性が増し、また客観性や説得力が加わり効果的です。また読み手の想像も膨らみやすくなります。人事が知らないことでも数字でそのすごさを伝えるように意識しましょう。

    【例】
    1日2時間の自主練習、体づくりのために7食、5000Kcalの摂取・・・

    ●文章量は全体の50%程度を意識(400文字であれば200文字以上)
    具体的行動は文章内において最も大事な箇所となります。全体の50%程かけると良いと認識しておきましょう。

    ●文章量を調整する時は具体的行動に関する記述を増減させる
    結論や背景は必要最低限で書いているため、そこまで文章量を調整することができません。そのため文章量の増減は具体的行動に関する記述で行います。「文字数を減らしたら伝わらないのではないか」と心配される方もいると思いますが、必要最低限の内容が伝わるように書いて、残りは面接で説明すると考えておけば良いでしょう。

    ESを書かせている企業側も、そういったことを考えながらお題を出題しているはずです。どんな学生かを見極めるためにすべてESで完結させるというのであれば、2000文字程度のESを書かせれば大枠の判断がつくからです。

     

    <P・・・結果>(全体の20%程度)
    ●簡潔にさらっと書く

    多くの学生が結果をアピールしようとして、文字数が多くなってしまいがちです。良い結果が出ていれば書くべきですが、結果が悪かったからといって悪い印象になることはありません。むしろ結果を出すためにどのように考え努力したのか、その過程を人事は評価しています。考えずに出た結果よりも、結果を出すために考えて行動していることが大切です。

    【例】
    結果、3年時からレギュラーになりチームに貢献できた。
    ※結論に学んだことを書く書き方も存在しますが、必ずしも書く必要はありません。

     

    ■ 具体例


    それでは具体例を見ながら解説していきます。質問内容は「あなたの強みは何ですか」で設定してありますので、まずは悪い例を読んでみてください。

    |悪い例

    私の強みは、目標に向かって努力できる継続力です。
    大学2年時に膝の怪我で手術を行い、練習ができない状況で落ち込んでいました。ですが落ち込んで何もしないのではなく、上半身を強化することのできるチャンスであると捉え、上半身のトレーニングに取り組みました。
    また怪我が回復した後も考えてトレーニングを行い、すべての種目で数値を伸ばすことができました。
    さらに怪我していてもできる基礎メニューを考えて取り組んできました。そして先輩に教わりながら自分に落とし込むことを意識し、メニューをこなしてきました。日々考えながら取り組むことも意識しました。
    加えて作戦理解度を誰よりも上げることで復帰した時に、考えなくとも動けるように準備を行いました。その結果3年生時には復帰することができ、まじめに努力することで結果は報われるのだと思いました。これに慢心せずさらにうまくなるために努力を続けています。

    上記文章はある程度書けているように見えますが、落ちる可能性が高い文章になっています。何が悪かったのかを説明する前に、下記の良い例と比べてどこが違うか考えてみてください。

    |良い例

    私の強みは、目標に向かって努力できる継続力です。
    大学2年時に膝の怪我で手術を行い練習ができない状況が長く続きましたが、レギュラーになるためにできることを考え常に努力してきました。その状況で以下二つのことに取り組みました。
    まずはフィジカルの強化です。膝を怪我している分、上半身強化に努め毎日メニューを工夫したことで数値が60kg伸びました。また怪我が回復した後も練習外で週4回トレーニングを行い、ポジション内で最高値を記録しました。
    次に練習の改善です。怪我していてもできる基礎練習を毎日1時間以上繰り返して行いました。また先輩に教わりながら自分に落とし込むことを意識し、マンネリ化しないように1週間単位でメニューを組んで取り組みました。さらに作戦理解向上のため練習後には2時間ビデオを見て、復帰した際にすぐに動けるよう勉強を続けました。
    その結果、3年時にはレギュラーを獲得し、チームの勝利に貢献しました。

    いかがでしょうか。文章内容は同じになりますが具体性や言い回し、文章の精度は大きく異なります。まずは悪い点を見る前に修正が必要のない良い点から確認しましょう。

    |修正の必要のない良い点

    ●PREP法で書けている
    ●課題に対して様々な方法でアプローチしている

    上記のことが書かれているだけでも文章としてはしっかりと成立しますが、下記悪い点を直すことでさらに読みやすく、人事に評価される文章になります。

    それでは悪い例のどこが悪かったのか解説します。

    |悪い点

    ●具体的行動が整然と書かれていない
    ●行動や結果が定量的でない
    ●結論が長い

    ●具体的行動が整然と書かれていない
    悪い例ではやったことをつらつらと書いているだけで、読み手には少し読みづらく感じます。良い例を見てみると「まずはフィジカルの強化です→次に練習の改善です→さらに作戦理解向上の」というように、項目ごとに整理されています。

    このように具体例では相手に伝えたいことを明確化することで、何に取り組んできたか読み手が理解しやすいようになります。

    (他の手法で言えば「1つ目にフィジカル強化です。2つ目に練習の改善です。3つ目に作戦理解の向上です」のように数字を使うことで、いくつ取り組んできたのかを読み手が理解しやすくなります。)

    ●行動や結果が定量的でない
    悪い例でも工夫して様々なことに取り組んでいますが、実際にどのくらいやったのかが書いてありません。このように数字を使わないで表現すると、具体性に欠けます。

    そのため「また怪我が回復した後も考えてトレーニングを行い、すべての種目で数値を伸ばすことができました」を「また怪我が回復した後も練習外で週4回トレーニングを行い、ポジション内で最高値を記録しました」のように頻度や、数量を記載することで、より読み手には想像がしやすくなります。

    ●結論が長い
    前述で「結論はさらっと書く」とお伝えしましたが、思ったことやこれから行おうと思っていることが記載されていて、文章全体が長くなっています。ESは問いに対し明確な回答を用意する必要があります。

    悪い例に書いてある「まじめに努力することで結果は報われるのだと思いました。これに慢心せずさらにうまくなるために努力を続けています。」は面接の中では必要になるかもしれませんが、ESにおいては不要です。

    もし問いに「その取り組みから学んだことは何ですか」のような質問があれば答えるべきですが、基本的には簡潔な結果のみで問題ありません。

    ・・・

    本記事では自己PRの書き方テクニックについてお話しました。今一度自分の文章と照らし合わせてみて、ESの文章に相応しいか確認してみてください!新たな発見があるかもしれません!

    内容がうまく構築できない、内容を確認・添削して欲しい等あれば、ぜひカウンセリングを受けてみてくださいね!
    【カウンセリング予約はこちら】

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