こんにちは、1st down編集部です。
連載企画「働くリアル」では、各業界の現場で働くアメフトや他スポーツ出身者へお仕事を選んだ理由ややりがい、入社後のギャップなどを直接取材し、まとめて発信しています。
今回は新卒入社4年目で、印刷・出版業界で働く方にお仕事のリアルを直撃しました!
▼目次
【プロフィール】
年齢:27歳
大学時所属部活:アメリカンフットボール
職種:営業
業種: 印刷・出版業界 入社4年目
印刷会社の営業部で雑誌やカタログなどの商業印刷を扱っています。
特に現在は官公庁様向けの発刊物を担当しています。その他にも、他業種のクライアントさんのチラシなどの案件をお手伝いさせていただくことが多いです。
営業先の割合で言うと官公庁様や財団法人様など国のお仕事をされている方と、一般の法人様で半々くらいです。
我々の業界は印刷物の納品日が過ぎてしまうとただの紙になってしまうので、納品日の厳守がマストです。政府の発刊物は納品日が確実かつ、何としても間に合わせなければいけない物で特に厳しいんです。
どれだけ相手側のご入稿やデータの準備が遅くなってもこちら側は仕上げなければいけないので、プレッシャーはもちろんあります。
決められた期間内で納品するために、どういう工夫を施してどんな策を準備して、それをどうやって理解してもらえるかを考えて営業として動かないといけないので、難しさはありつつもそこが楽しい部分だと思います。
あとはどの会社さんも印刷物はありますので、様々な業種に向けて営業活動をしています。
もちろん印刷物からデータ作成も出来ますし、広告としてどうやって世の中に広めるかなど、そういった自社でお手伝い出来る策をお客様と一緒に練っていくスタイルで営業させていただいています。
正直ここの会社しか知らないので何とも言えないところなんですが、恐らく他社の営業は自社製品があって、その製品を売りに行く営業スタイルが多いのかと思います。
私たち印刷営業は、こちらから「これを紹介します!」とかはあまり無くて、お客様が「これを作りたいから印刷会社を探そう」といった流れになるので、出来上がるまではこちらも理想の完成品が分からない状態なんです。
その中で「かっこいいものを作りたい」とか「若くてエネルギッシュな感じでお願いします!」とかあやふやな要望もあったりするんですが、そこから私たちがデザイン案を出して、お客様と一緒に作り上げていって最終的に出来上がるんです。
なので、出来上がったときにはお客様と一緒くらい「あぁ、出来たな!」という感覚にもなりますし、お客様と一緒に作り上げることが印刷営業の楽しみ方だと思います。
就活をしていた時には色んな会社の説明会に行って、色んな業種を見ていました。その中で私は社会人になっても一つの業界だけじゃなく、色んな業界を見てみたいと思い、印刷業界が良いなと思ったんです。
出版社や芸能関係、官公庁もそうですし、あらゆる分野に手を広げているというところが興味深くて、縁あってそのまま内定をいただき入社することが出来ました。
自分が担当しているお客様の売り上げをいかに上げるかと、後輩が出来てお客様を引き継ぐにあたり、自分自身がどうやって新しいお客様を獲得していくか、どうやって気に入ってもらえるかをこれからは考えていかないといけません。
例えば、新規営業においても様々な業界に無差別に電話をかけるのではなく、業界を絞って何が刺さるかを深く考えながら取り組んでいます。今はイベント等を開けない業界が「どうやって集客をするか」に重きを置いて提案活動を進めています。
あとは現在のメインのお客様は官公庁様ですが、それだけで戦うのではなく、その次に変わるものを何か考えていかないと印刷物だけで生き残るのは難しいと思っています。ビジョンというか目標ですね。そういったことを思いながら、今仕事をさせていただいています。
本当に色んな業界を見てほしいです!
よっぽど夢があってその業界に行くことを決めている人以外は、一つの業種に絞らずに色んな業界を見てもらって、ここだ!と思ったところに入ってほしいです。
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