• 連載
  • 2022.02.21

不動産業界で働くリアル|24歳/営業職/新卒入社3年目

こんにちは、1st down編集部です。

連載企画「働くリアル」では、各業界の現場で働くアメフトや他スポーツ出身者へお仕事を選んだ理由ややりがい、入社後のギャップなどを直接取材し、まとめて発信しています。

今回は新卒入社3年目で、不動産業界で働く方にお仕事のリアルを直撃しました!

▼目次

    【プロフィール】
    年齢:24歳
    大学時所属部活:アメリカンフットボール
    職種:営業
    業種: 不動産業界 上場企業(入社3年目)

    1日のスケジュール


    (1)現在のお仕事について


    投資用の不動産販売の営業をしています。
    具体的に言うと、資産形成のために東京都内のマンションの1部屋をお客さんにご購入していただいています。

    実際に住むための不動産の販売や賃貸の営業は、対面でのやり取りがメインになるのでコロナの影響があるかなと思いますが、投資用の不動産に関しては基本的にインターネット上で出来るWeb面談でお客さんと商談をしていたため影響は少なかったです。

    コロナの影響で売り上げが下がったというよりは、むしろお客さん自身が資産形成を考える時間が増えて、売り上げが上がりましたね。

    (2)現在のお仕事のやりがい


    不動産販売というと、イメージ的には賃貸の営業や実際に住む不動産の販売をイメージされると思うんですが、僕が販売している投資用の不動産は資産形成の方法の一つです。

    そのため、比較対象となる商品は保険商品や株式/FX/投資信託になります。それこそ金/銀/プラチナなどの実物資産も含まれますね。

    そういった多岐にわたる投資商品とのバッティングがあっての僕らの提案になるので、いかにお客さんへ将来の資産形成をしていくにあたって、良い商品をご提案できるかというところがやりがいになっています。

    あとは投資用の不動産を購入するとなると、社会的信用のある方、ある程度年収が高い方になるので、上場企業にお勤めの方や国家公務員の方、医者や弁護士等の士業の方々など業種は様々です。

    (3)現在の会社と業種を選んだ理由


    僕がこの会社を選んだ理由は少し特殊でした。実際、就職活動は2社しか受けていなかったんですよ。

    まず大学のアメフト部に入ったのは2つ理由があって、1つが日本一になりたかったということ。もう1つが保健体育科の教員になりたかったんです。

    大学4年間で教員免許が取れて教育実習に参加したときに、やっぱり良い仕事だなと感じて、絶対教員になろうと思っていました。

    ですが大学3年生の終わりごろにOB訪問の逆パターンみたいなものがあって、そのときに同じ大学のアメフト部から僕が働いている企業の社長と就職した先輩がグラウンドに来て、会社説明をしてくれたんです。

    僕の会社の社長がとても熱意のある方で、もともとスポーツでプロの中でも一流を目指されていて、社会人としても一流になると決意し社長になったみたいなバックグラウンドがある方なんです。

    その社長から、
    「学生時代は日本一を目指して頑張っているのに、社会人になると学生時代のように頑張れなくなってしまう。
    給料が出ているわけでもなく、毎日の辛い練習に耐えられるのに、なぜ社会人になってお金がもらえるようになるとサボってしまうんだ!」

    って言われて、初対面なのに怒られたような感じだったんです笑

    ですが話していくうちに、
    「僕らの会社は、いわばスポーツで頑張れている人を応援する会社で、他の大手企業みたいに年功序列でただボケーっと出社するような会社じゃなくて、
    自分がやればやるだけ上のポジションをもらえて、スポーツ感覚で結果を残せる会社だからとても良いと思う」
    とお話をされていてあ、この会社面白そうだなと思い入社を決めました。

    (4)大学で学んだことが社会に出て活きたこと


    スポーツをやっている人って何が強いかっていうと、一つのことに集中して目的に対して逆算して行動できることだと思うんですよ。

    例えばアメフトで日本一になりたかったら、日本一になるためにはこういったステップを踏んでシーズンを進めていかなくてはいけないと逆算をします。そうなったら日々どう過ごしていくのか、食事を気を付けるとか空いている時間にトレーニングをして少しでも筋力をアップさせるとか。

    こういう考え方は仕事も一緒で、契約数を増やしたいんだったら日々何をするのかっていうことなんです。

    定時に出社して与えられたタスクだけやって、定時になったら帰るんではなく1日の中で細分化して、ただ考えるだけじゃなく、粘り強くやれるっていうところが大学の経験から今に活かせていると思います。

    (5)就活中の体育会学生に伝えたいこと


    1社目の会社が大手企業で、地位も名誉もあってずっと勤めていけば年齢に伴って年収が上がっていく安定した働き方も魅力的だと思います。

    ですが僕がベンチャーを選んだ一番の理由は、若くて一番フレッシュな時期にいろんなことを吸収できるのが今しかないかなと思っていたからなんです。

    もし安定が欲しかったら今の会社を辞めて第二新卒で大手に行ってもいいと思いますが、逆に大手からベンチャーに転職するのは難しいなと現在の会社で働いて感じています。

    最初の1~3年目くらいは苦しい立場に身を置きながら努力して、その後安定した職に就きたいんだったら、転職するほうが人生経験的にも良いんじゃないかなと3年目ながらに思います。

    1週間って7日あるじゃないですか。基本的に仕事が5日で休みが2日になりますが、休みの2日が楽しいのは当然だと思うんです。
    もし仕事が嫌だったら1週間のうち、5日が嫌な日じゃないですか。

    社会人として働く時間が約40年間ある中で、仕事の5日間を本気で取り組めるような職に就けたらベストだと思います。

    (6)今後のビジョン


    チームを持って、組織を引っ張っていけるような人材になりたいと思っています。僕らの会社では「上に立つ者が一番やる=率先垂範」という風習があるんです。
    大手企業だと年齢や役職が上がるにつれて、給料泥棒みたいな人が多いとか、結構あると思います。

    僕の会社って誰が一番働いているかっていうと社長なんですよ。
    僕はまだチームすら持ててないんですけど、チームを持てたときに背中で語るじゃないですが自分自身が誰よりもやって、行動で示せるようになっていきたいと思っています。

    ・・・

    ご覧いただき、ありがとうございました!
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